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*24*
.闇と光.
レイヤは、よろけながらも、立ち上がる。
「光よ、闇に飲まれし心に、一条の光を」
レイヤは、ユウヤめがけて、走り出す。
「レイヤ、甘いよ」
「僕は、やりたいことがあるから、・・・やる」
「だから、レーーーー!?」
レイヤの瞳には、再び涙がにじんでいる。
(なんで、・・・なんで、・・・目をひかれるんだ!?)
「光よ、闇の中に眠る光を・・・ーーー」
レイヤは、よろける。
「レイヤくん!!大丈夫!?」
サーヤがよろけたレイヤを支える。
レイヤは、うなずく。
「レイヤくん、できるよ」
サーヤは、レイヤにささやくように言う。
レイヤは、力強くうなずく。
レイヤはまた、ユウヤめがけて走り出す。
(僕は、また・・・また・・・ユウヤと・・・・・・ーーーー暮らしたい)
「光よ、闇の中に眠る光を導きたまえ」
ユウヤは、舌打ちをすると、消えていった。
<ゲームを強制終了する>
サーヤたちの目の前が真っ暗になった。
−−−− 第三ゲーム 完 −−−−
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