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*3*
.ゲームの始まり.
「さぁ、楽しいゲームの始まりよ!!」
この声の合図に、1人の少女と少年のゲームが始まる。
§ § § §
それは、数時間前ーーー
この町、最大のショッピングモール、グッドイヤーに、ターゲットになった少女と少年の姿があった。
無論、あるゲームのターゲットになっているなんて、知らない2人。
「・・・・・・どこに、買いに行くんだ?」
「えっとね、・・・・・・ここら辺のはず・・・」
少年と少女は、ビミョーな迷子状態。
「・・・・・・サーヤ、本当に、どこに行くんだ?」
「ギリギリまで秘密、って、言ったでしょ、レイヤくん」
少女の名は、日守 紗綾。神舞小の6年生。
少年の名は、日守 黎夜。同じく神舞小の6年生。
2人は、れきっとした双子である。
紗綾が姉で、黎夜が弟。
2人は、人間と悪魔ーー魔王の血を引いており、一部の人間から、「忌み子」と呼ばれている。
「あっ!!あった!ここだよ、レイヤくん」
サーヤが指を指した店は・・・・・・
(・・・ぶきみだな)
これがレイヤの第一印象であった。
「レイヤくん、早く、早く!!」
キィ・・・・・・
ドアを開け、店内に足を踏み入れた瞬間。
ーー2人の姿が人間界から、消えた。
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