完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ある雑談 (と、いう小説)【いちおう 完結】
作者: カガリ  (総ページ数: 18ページ)
関連タグ:
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~

*16*

翌日。

「へぇー!そんなことが」
「レアだよねー。イオリが私とキングを謝らせる図」
「そーだなー。普段じゃそんなの、あとが怖くてできねーし」
カガリ、敷島、俺の、クラスメートチームで喋っている放課後。教室には三人だけである。(ちなみに菅原先パイと姉貴は、ミセスドーナツ―略してミスド―に行ったらしい)昨日の騒動・・・と言うにはしょーもなさすぎるけど・・・を、ひととおり敷島に話して聞かせたところだ。
「私はともかく菅原先パイはねー」
「菅原先パイはともかくカガリはなー」
「え」
「あはは。ていうかわたし、やっぱりカガリに負けさせられてたんだ」
「あ。そーだよそれだよ。一体どうやればあんなことができるわけ?」
到底理解できなさそうだけど、ぜひとも知りたい。まったく、毎度毎度思うが、コイツの頭はどうなっているんだろう。
「んー。大したことはしてなかった。ような気がする、かな?」
「どんだけ記憶が曖昧なんだよ」
かなりがんばってコントロールしたんだろ、何マッハで忘れてんだよ。
「わたしはー、なんだろ。中盤ですでに手札を把握されていた気がするよ。途中からかなりダウトされたから」
ああ・・・ここで生きてくるのか。ダウトというゲームと、三人という人数が。
「あー。たぶんそんな感じだと思うわ」

15 < 16 > 17