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ある雑談 (と、いう小説)【いちおう 完結】
作者: カガリ (総ページ数: 18ページ)
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作者: カガリ (総ページ数: 18ページ)
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*4*
具体的な人物像はともかく、姉の社会不適合者加減と菅原先パイの怖さはなんとなく、3パーセントくらいはわかっていただけたと思う。
人物紹介はこの辺でやめて、そろそろ本編に戻ろう。
さて、コミュ障な幼馴染になぜかいきなりたたいてかぶってジャンケンポン・・・じゃなかった。「たたくかかぶるかジャンケンポン」をけしかけられた菅原先パイ。当然、そこで真面目に付き合いはしない。めんどくさい。俺だってそうだ。というか、絶対いやだ。
でもこの幼馴染の誘い、思い付きの道連れを断るのも至難の業だ。それがほかのどんな選択肢よりもめんどうなことだというのは確定事項なのだ。
で、選択肢その3。テキトーに受け流す。
「ツクシ」
諦観とともにこれを選び取った菅原先パイ、約2秒の全力思考の末に、おもむろにめんどうな幼馴染の名前を呼び。
「その遊びの起源、知ってるか」
と、言い始めた。
「え?知らない。そんなに歴史あるもんなの?」
ここまではいい。比較的普通の反応だ。が、そこはそれ七村ツクシはこうくる。
「起源とかあるの!?すごい!知らなかったぁぁぁ!!教えて教えてー!」
七村ツクシの特性「良くも悪くも、何も疑わない」が発動した。
実際は、そんなに由緒正しくはないんだけどね。何かのテレビ番組が、昔の企画でやったやつがはじまりで、そこからいろいろ派生した、というのが本当だったと思う。
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