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ある雑談 (と、いう小説)【いちおう 完結】
作者: カガリ  (総ページ数: 18ページ)
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10~

*6*

そのへんのクダリのとき、正直言って、姉はもう駄目なんじゃないかと思った。だってさ、
「いやーもうおっどろきだよねー!まさかそんな起源があったなんてさぁー!!」
とか実の姉が言うんだよ?この期に及んで。
奴隷をいたぶるために『たたいてかぶってジャンケンポン』やらせるって牧歌的だなおい。
ふつう信じないだろ。というかまず本気にしないだろ。
あーもう!ツッコみどころが多すぎる。
あぁぁ〜、俺こんなやつと血つながってんのか・・・。なんかへこむな・・・。カガリに吹き込まれたならともかく、キングのデタラメくらいはもうちょっと疑ってほしかったなー。いや、いやいやもうこの際超微妙な違和感を感じるだけでいい。せめてその程度は生きるためにこなしてくれホントに。・・・今に絶滅するなこの調子だと。
「ということがあったんだよねー。思いがけず勉強しちゃったかんじかなこれは」
ドヤ顔やめろ。
「あ、あとカガリとトランプで遊んでた」
「へー、暇だな。放課後?」
「そうそう。あそぼーって言って、トランプならあったから、『じゃあダウトでもしましょうか。ツクシ先パイ負けたらフレンチクルーラーおごってくださいね』ってなってー」
うわ・・・さすがカガリ容赦ない。
この七村ツクシによりによってダウトをさせるとは。
「でも『ダウトなんか2人だとまったく面白くないですから、誰か呼んできます』って言ってカガリがシキミちゃん連れてきてー」

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