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リンゴはうさぎさんに《終・栗のあとがき》
作者: 栗おこわ  (総ページ数: 19ページ)
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10~

*3*

第2生 タイムミリット

【…お礼?】
女神様が首を傾げる。かわいい…
「はい。無理なことは承知の上です」
と、私が言うと女神様は
【そうねえ…。うん。…いいわ、特別に許可します】
「!ありがとうございます!」
無理だろう、と思って願ったので、余計にうれしかった


【ただし】
「!」
女神様は人差し指を立て、言った
【明日の午前0時。つまり、3月2日の夜12時に、またここに必ずいてください。これは、ここにくるための呪文です】
と、女神様は青い紙を渡した
「625…」
【あ、だめっ!ここでは口にしないで…。人間界でだけ!】
「あ、すいません…」

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【では、今から人間界への扉を開きます】

【いいですか、忠告しておきます。時間までに還ってこなければ、あなたは一生人間界で彷徨うことになるでしょう】

【では、どうぞ…】

目の前に、真っ白なドアが出て来、そして開いた―

                   つづく

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