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*バッドエンドから始まる恋物語*部活編 完結!
作者: 姫凛  (総ページ数: 11ページ)
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10~

*10*

六話 退屈な日々




色々考えた結果俺は――


「やっぱりどの部にも入らない」
「「えぇーーー!?」」

先輩たちは目玉が飛び出すんじゃないかってくらい驚いてたけど、やっぱり俺は誰かと戯れるのは性に合わねぇ。
俺は一匹狼気取ってんのが一番だ。

うまく言えてなかったと思うけど、俺の想いを打ち明けると先輩達は納得してくれた。一人しぶといのもいたけど…。

こうして俺の平穏な日々は守られた

でもなんでだろう…

何故か心にポッカリ穴が開いたような…

なんか物足りないような気持ちだ

……

いや、気のせいだなっ!







俺はこれまでと何ら変わらない平凡で平和な日々を独りで送っている。
たまに赤崎が加わるけどな。
ま、たまに五月蠅く平穏な毎日は結構楽しく気に入っているしこんな生活が毎日続くもんだと、思ってたのに…。



ある日の放課後、俺は赤崎と下校していた。
たまたま通った道で、幽霊屋敷と呼ばれてそうな古びた屋敷を発見した。
俺はなんか嫌な予感がして止めたのに、赤崎のヤツ入っていきやがった。俺も慌てて、赤崎を追いかけ中に入って行った。あんなんでも親友だからな、なにかったら心配だ。




俺は分かってたはずだった…

コレは何度も何度も

他の場所で経験したはずだった…




屋敷の奥で俺は無残に腹が切り下がれた赤崎の遺体を発見した。ここから先の記憶はない。いや記録はないと言うべきか。

観測者はこっから先は記録しても意味がないと思ったんだろ、だってこのルートもいつものバッドエンドなんだから―ー




BADENDA

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