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*32*
このユニオンには団長というものがいる。その団長がルークだ。
「うーんどないしよう。やる気ないし辞退しようか…」
ルークがこう考えていたときキャプチャースタイラーの電話が鳴る。
「なんや?こっちはこっちで忙しいんやけど…」
『あ、ルークさん…ちょっといいですか?』
「ヤヨイさんか?なんや?」
『ルカが行方不明で…』
「なんやって!」
いきなり席から立ち上がるルーク。
「すぐ行くわ。えーとラビットシティやな。」
ルークはすぐさまに準備をする。
「そうとくれば準備せな…ルカのやつ、何があったんやろ。」
そのころほむらたちはというと…。
「やっと着いたわ。」
ラビットシティについた。
「ここがラビットシティ。」
『目の前に学校があるだけのような気がしますけど…』
「もしかしてこの中にユニオンがあるとか?」
「そうよ。」
ほむらの言葉にみんなが驚く。
「まっ、このユニオンは生徒会室の隣にあるから安心して。ただ一つ問題なのは…。」
「問題?」
エテルが首をかしげた。
「生徒会が二つあることなのよ。」
「二つって?」
ミラがほむらにこう聞く。
「一つは『ホワイトトラップ』というチームの正式な生徒会。もう一つは黒の生徒会っていう悪の組織のことよ。本当の生徒会はすごく厳しいわ。でもレンジャーを入れることを許してくれたの。」
『何ででしょうか?』
「私と同じとこにいた、ディードが行方不明でね。探してほしいからそれでよ。」
「単純な理由だな。」
「そう?」
ほむらは少し首をかしげ、ツカサたちを案内していく。
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