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*9*
「…星空の塞ぎ道は、蔦?」
「何それ、意味分からない。」
ルーシィが頭を抱えうなる。
蔦、そういえば今まであった事件ではそれはほぼ関連していた。
古龍の力で生まれた恨みの蔦、アイリの茨の蔦。
何かが関連しているのではないか。
「今気づいたんだけどさ、ナツの思い出の場所は?」
「んあ?」
「ほら、今まで思い出の場所にエルザとグレイの本があったじゃない。」
そうか、とナツはうなった。
どうせだし、行ってみるのもいいかもしれない。
「うしっ!いくか!」
―――
「…あった!」
ナツの思い出の場所は、草原となっていた。
ナツが見つけたのは、確かに魔法書だ。
「んぁ…?」
ナツの顔が、わずかにしかめ面になる。
「どうしたの?」
ルーシィが覗き込むが、なんでもないといった。
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