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*159*
「俺たちが……」
「怖い?」
コクリと、カイリが頷く。
カイリは普通にソラ、リクと話せたはずだ。
「私も?」
「ううん。なんかルリィは怖く無いの。なんでだろ?」
「それは、私のせいなの……」
振り返ると、金髪の髪の少女がいた。
「あなたは……?」
「「「ナミネ!!!」」」
三人が同時に叫んだ。
「ごめんね、カイリ……私………彼に、脅されて………」
そう言う、ナミネの目には大粒の涙が流れていた。
「ナミネ……もしかして、カイリの事は……」
「そう……あなたの妹の記憶が、カイリに……ごめんなさい」
そう言って、頭を下げた。
ナミネの肩は……震えていた。
「大丈夫だ、俺たちが絶対にあいつを倒すから!!」
ソラが、そう言うとリクもルリィも頷いた。
その時、
「何余計な事を話しているの?ナミネ」
黒いドレスを身に纏い、オレンジ色の髪のクルンっとした癖っ毛。
長いロッドを持ちながら出て来たのは………
「リコ………」
ルリィの妹、リコだった
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