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*26*
8月25日
今日ぼくは、気がついたら、森の知らないところでねむってました。
おこされて、目をあけたら、お父さんがいました。
ほかにも、近所の人が、いっぱいいました。
近所の、おまわりさんもいました。
みんなで、ぼくを、さがしたそうです。
お父さんが、いっぱい泣いていました。
泣きながら、いっぱいおこったけど、やっぱりいっぱい泣きました。
マーくんが、帰ってきてて、げんこつをもらいました。
「いなくなるな、ばか」と言って、泣きました。
ぼくは、いっぱい、ごめんなさいっていいました。
ぼくも、いっぱい泣きました。
おとうさんに、もう家出しないってやくそくしました。
おかし星人からかりたもうふを、そのままはおってたので
明日返そうと思います。
それから、ぼくは、昨日、ふしぎなゆめをみました。
ゆめのなかで、ぼくは、宇宙にいました。
空を飛んでるみたいに、ふわふわういていました。
宇宙は、まっ黒くて、星がちょっとしか見えませんでした。
だれもいなくて、広くて、なんの音もしませんでした。
帰りたいとおもったけど、帰りかたがわかりません。
ひとりで、どうしようと思いました。
きゅうに、せなかが、あったかくなりました。
ふりむいたら、大きな、丸い星がありました。
青く光ってて、とてもきれいな、星です。
よく見たら、ぼくの住んでる星でした。
気がついたら、ぼくのとなりに、おかし星人がいました。
おかし星人は、星をさして、なにか言いました。
でも、よく聞こえませんでした。
それから、ふたりでずっと、星を見ていました。
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