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*11*
第六話 〜???〜
カノside
階段の壁から声が聞こえてきたので耳をすませながら歩いていると、五階からパタパタと足音が聞こえてきた
カノ「ねえちょっとストップ!」
エネ『なんですか?』
カノ「ほら!五階から足音が聞こえるでしょ?」
キド「…本当だな」
モモ「行きましょうよ!もしかしたら例の七不思議かも!」
セト「じゃあ行きますか」
シン「まじかよ…」
五階に戻るとトランペットの音がした
ヒビ「トランペット?」
利歩「トランペットってまさか…」
杏「そのまさかっぽいね」
キド「誰なんだ?」
利歩「多分いままでのいやがらせもその人だと思います」
足音がこちらに近づいてきた
シン「お、おい誰か来るぞ…」
杏「もう脅かすのも程ほどにして下さいよ…努(つとむ)先生」
先生「いやあ失敬失敬。脅かしてしまって悪かったね」
マリ「先生?」
コノ「…トランペットなんで持ってるの?」
利歩「なるほどね。今度のコンクールの練習ですか」
先生「うん。なかなか上手くならなくてね。夜な夜な練習してたんだ」
セト「じゃあ七不思議を広めたのは貴方なんすか?」
先生「いや、七不思議は元からあったよ。だから利用させてもらったんだ」
エネ『でも女の人の泣き声はどうやっているんですか? 』
先生「ん?なんだそれ?」
ヒビ「七不思議の一つ[埋め込まれた死体]だよ。さっき女の人の声が聞こえたから先生が仕掛けたんじゃないの?」
先生「ああ、あれはカセットテープが無かったからやってないはずだぞ?」
モモ「…じゃあ一体誰が?」
先生「よし。先生も一緒に行こう」
杏「じゃあ行きますか」
第六話 完
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というわけで、七不思議の七つ目は【廊下を走る人】でした!
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