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【カゲプロ】Y中学校の七不思議
作者: R.T  (総ページ数: 14ページ)
関連タグ: カゲプロ 七不思議 
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10~

*12*

第七話 〜埋め込まれた死体〜

キドside

さっきすすり泣く声が聞こえた場所に来た

…が。その壁からはもう何も聞こえなくなっていた

モモ「あれ〜?確かにここなんですけどねー」

ヒビ「おばさんのせいで逃げちゃったんじゃない?…て痛い!」

マリ「おーい誰か居ますか〜?居たらノックしてくださ〜い」

キド「おいマリーやめろ。そんなこといってノックが返ってきたら怖いだろ…」

すると、壁の向こうからノックが一回返ってきた

全「!?」

シン「ほ、ほほほほホントに誰か居るのか?」

エネ『ご主人の取り乱し方キモいです』

全(シンタロー以外)「同感」

シン「俺の扱い方…」

エネ『そういえばご主人豆腐メンタルでしたね。忘れてました』

コノ「豆腐…?シンタロー弱いね」

まあシンタローは放っておこう
それよりも何でノックが返ってきたんだ?

カノ「貴方は男性ですか?女性ですか?男性ならノックを一回、女性ならノックを二回してくださーい」

セト「カノ?!なにやってるんすか!」

カノ「えーだって中の人のこと知りたいでしょ?こうでもしなきゃ喋ってくれないよ」

ノックは二回返ってきた

キド「!?…ということは女か。次は俺がしてみる」

カノ「おー!キドが積極的…痛い!」

キド「貴方は先生ですか?生徒ですか?先生ならノックを一回、生徒ならノックを二回してくれ」

ノックは一回

利歩「あ!てことは噂どうりだね」

杏「先生…もしかして?」

先生「いや、そんなはずは…」

セト「何か知ってるっすね。教えてほしいっす!」

マリ「そうだよ!隠し事は良くないよ!」

先生「……」

努先生は全てを話してくれた

三年前先生の奥さんが行方不明になったこと…

奥さん…「ユリ」さんは小村の担任だったこと…

行方不明になる前にユリさんが学校に入って行くところを目撃されていること…

先生「…だからユリはこの学校でいなくなったのは確かなんだ」

杏「だから早くユリ先生を助けたいんだ…」

するとコノハが壁に向かって何かしていた

ヒビ「コノハ?なにして…」

コノ「この壁…壊す!」

その瞬間壁が崩れた

壁の中から女性が出てきた

先生「ユリ!」 杏「先生!」

ユリ「ありがとう、助けてくれてありがとう!」

モモ「よかったですね!けど、どうしてここに?」

ユリ「…よく覚えていませんが、黒くて背の高い方に襲われました」

???「あーあ、七つとも見つけちゃったかあ」

キド「誰だ!?」

振り返るとコノハが黒くなったような奴が立っていた

シン「お前は?」

クロ「俺はクロハだ。この空間を作ったのも俺だ」

カノ「ふーん。じゃあ僕たち全部見つけたから返してくれるよね?」

クロ「ああ、返してやるよ。次は絶対に帰さないからな…」

クロハの言葉で意識が遠くなった


〜エピローグ〜

? side

あのあと、みなさんが目を覚ましたのは校門の前でした

努先生は校舎での出来事を忘れていました

多分クロハの仕業でしょうね。

さて、今回のお話はこれで終わりです。私はいつでも貴方が来るのを待っています…

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