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*6*
カノside
夜の学校って意外と暗いんだなぁ。
そういえば、キド。大丈夫かな?
カノ「ねえキドー?大丈夫…?」
振り向くとキドが居なかった。
カノ「え!?キド?どこ行っt…」
キドは僕の背中にくっついていた。
カノ「えええ!?ちょ、キド大丈夫なの「う、うるさい!」え。」
キド「少しだけこうさせてくれ…」
モモ「カノさんモテモテですねー。」
マリ「ねえセト?私も怖くなったら抱きついていい?」
セト「もちろんっすよ!」
こんなやり取りをしていると、階段が見えてきた。
カノ「ねえ、杏ちゃん。階段って何処でもいいのかな?」
アン「あ、うん。多分いいと思う。」
カノ「じゃあ僕行ってくるね〜♪」
キド「あ、カノ!待ってくれ!俺も行く!」
結局、僕とキドの二人で行くことになった。
カノ「じゃあいくよー?いーち、にーい、さーん、よーん…」
〜数分後〜
カノ「じゅーうにー、じゅーうさーん。…て、あれ?ホントだ!十三段あったよ〜!」
セト「あ、大塚さんもここに来たっぽいですね。」
エネ『何でですか?』
ヒビ「ほら、利歩姉のハンカチ。そこに落ちてた。」
コノ「…?あ、利歩ちゃんだ。誰かと遊んでる?何でグラウンドで?」
アン「!?もしかして…」
あーあ、杏ちゃん走り出しちゃった。どうしよう。キド、腰抜けちゃって立てそうにもないし。あ、そうだ。コノハにお願いしよう!
カノ「おーいコノh…」
振り向くと誰も居なかった。…仕方ない。
キド「わっ!おいカノ?なにしてる…!」
カノ「えーだってもうみんな行っちゃったから、キド走れないでしょ?じゃあ、僕が担ぐしかないんだよ。」
キド「悪い…」
そうして僕は、背中にキドを乗せてグラウンドへ向かった。
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