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*8*
第三話〜体育館の音〜
キドside
俺たちはグラウンドから一番近い体育館に行くことにした。
カノ「キド、もう大丈夫?歩ける?」
キド「ああ、もう大丈夫だ。すまなかったな。」
カノ「また歩けなくなったらいつでも言ってね♪」
キド「も、もう大丈夫だって!」
体育館が見えてくると、ボールのつく音が聞こえてきた。
カノ「よし、じゃあ開けるよ?皆いい?」
シンタローと俺は震えながら扉に近づいた。
カノ「せーのっ!誰か居ますかー!」
カノが勢いよく扉を開けると、体育館の真ん中でさっきの男の子がボールをついていた。
利「あ、居た!能力…出てきた!」
キド「その調子だ!頑張れ大塚!」
利「…家、鍵、母親不在…ああ!切れちゃった。」
杏「鍵…あ!わかった。」
セト「小村さん?!危ないっすよ!」
杏「大丈夫。私に考えがあるから。」
小村は男の子に近づき、話をし始めた。…しばらく経つと、男の子は「ありがとう」といい、去っていった。
キド「小村?何をしたんだ?」
杏「ん?ああ、あの子家の鍵無くしちゃったんだって。それで母親が帰ってくるまで学校で遊んでることにしたらしいよ。だから、警察に行っておいでっていう話をしたんだ。」
セト「すごいっすね小村さん!」
杏「え!?いや、別にそんな大したこともしてないし…」
カノ「次どこいく?」
利「じゃあ中庭行かない?」
キド「よし、じゃあ行くか。」
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