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作者: 稲穂 (総ページ数: 11ページ)
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5面 この世の全てのものの上にあれ
オディールに案内され、上へ上へと続いてゆく。どうやらここは羅水城と言うものらしい。階段は蔓や枝で造られていて、もとの羅水城は地盤沈下で水底に沈んでいった廃墟だったらしく、そこに崩れた階段や道を作ったのであったそう。
「建物の中も植物だらけね。掃除してないでしょ、これ。」
「もしかしたらメイドとかお手伝いとかいないんじゃないの?」
「メイドはないけど、元軍人ならいますよ。」
「じゃあ今は何?武士?」
「私は稀少陣様の身辺警護、シャルロッテアーベラインです。」
「結構大人しそうね。そこを退いてくれるかしら。」
「稀少陣様に何の用です?今は天空緑包囲の強化で忙しいのですよ、後にしてくれますか?」
「じゃ今すぐその強化作業を止めろと伝えてきてくれる?」
「もしかして先程から手下を倒している『緑の敵』…と言うものらしいですね?」
「うん?まあそうですわね。」
「…敵軍よ、今すぐ仕留めてやりましょう。敵軍様の行くべきところは地上か地面か地獄です、好きな所をお選び下さい。私がそこへ飛ばしてやりますよ。」
「私はご主人に逢いたいんだけど」
シャルロッテ、銃を両手に持ち、銃弾を楕円状に撒き散らす。
「集散…?」
どんどん銃弾は速くなり量も多くなる。そしてシャルロッテは素早く砲台に構え、自機狙いを行った。
「バズーカ」
シャルロッテは多くの武器を取り出し自機狙い、ばら撒きと続けてゆく。
「やっぱり五面となると、難しいなぁ。あ、」
霊夢、被弾。
「あと二人か…。グラナーテ!」
シャルロッテは手榴弾を二つ投げる
「弾幕はパワーだって名言知ってるか?」
「こちらにも、ドイツの科学は世界一という名言が有りますが。私の攻撃は科学の力で出来ている訳なんです、例えばコレ。」
シャルロッテ、人造人間12体。
人造人間、攻撃発動、シャルロッテ武器装着。
「マシーネンゲヴェール」
シャルロッテ、人造人間、攻撃
「なんで弾幕じゃなくてそのままの武器?」
「残念ながら私弾幕苦手なのですよ。因みに魔法も少々使えますが、殆どは武器や兵器ですね。」
シャルロッテは自機狙いを続ける。
「シュトラーレンカノーネ」
「ひい!やっぱドイツの科学なめちゃ駄目だな!」
魔理沙、被弾。
「さあ、そこのメイドも消えてもらおうかしら。」
「時を操る私には、貴方の攻撃は楽なんだよね〜?」
「強がっても貴方の出す弾幕は私には勝てない。」
「…貴方の攻撃はただ火力が物凄く強いだけで、一直線だったり自機狙いなら楽に避けれるわ。もっとばら撒きとか避けにくいスペカ出せば良いのにー!」
「!?」
「でも素早いですから、ちょっと面倒くさいです。」
咲夜、スペルカード発動。
「次はもう少し、弾幕を勉強しないといけませんね…。」
シャルロッテ、撃破。
「そういえばあんた元軍人とか言ってたけど…何の時代の人?ww2らへんの人?」
「あ、ナチスかナチス!」
「現代のドイツ人にナチスの話すると処罰とかで死ぬらしいわよ?」
「なんで日本人ってナチ好きなの?それよく分からないのだけど」
つづく