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夢喰い白黒バク【完結】
作者: 秋桜  (総ページ数: 14ページ)
関連タグ: 夢喰い白黒バク ボーカロイド 自己解釈小説 
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10~

*9*

第7話〜下校〜

今日不思議なことを聞いた。

「夢喰い白黒バクって知ってる?」

「知ってるよ!」

家にしょっちゅう来ている…とは言えない…。

「何でも望めるんだけど,望みすぎると大変なことが起こるって…」

「え、何?」

「私はわからないけど・・・経験者に聞いたら?」

「うん」

自分が経験者だとは言えない…

下校したら聞いてみよう。

と思っていたら。

「お帰り」

いつの間にか自分の部屋にいた。

「ただいま。でレンまだいたの」

「いたよ?ミクの学校の6時間目くらいにまた来た。」

レンはどう見ても私の部屋のものではない机と椅子を用意し、今はその椅子に腰掛けている。

そして何所からかお茶菓子を用意した。

「食べる?」

そして彼にいただいた。

「れ、レン」

「なに?」

「ひょう、ふしきにゃはなしきいたんはけほ」

「は?」

菓子を飲み込んで改めてしゃべった。

「今日、不思議な話聞いたんだけど」

「うん」

「バクって望みすぎると危ないって聞いたけど」

少しの沈黙。

「どうなの?」

「そうじゃないのも中にはいる」
また少しの沈黙。

レンが砂糖を混ぜている音だけがこの部屋に響く。

「レンはどうなの?」

「どうだろうね」

「もっと望んでいい?」

「君の自由さ」

レンside

君の望みだもん?

断るわけないじゃん。

叶えて欲しいのは



僕のほうだからね…?

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