完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

夢喰い白黒バク【完結】
作者: 秋桜  (総ページ数: 14ページ)
関連タグ: 夢喰い白黒バク ボーカロイド 自己解釈小説 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~

*8*

第6話〜約束〜

「ええええええええ!?」

驚いたというレベルじゃないかもしれない。

「聞こえなかったかい?キスで約束だよ?」

くくっと笑う目の前の彼。


目の前…?

「じゃあ約束しようか。」

私の顎を持ち顔を近づけ・・・

私とレン

2人の唇が触れ合った。

未だに顎を持っている手は昨日より冷たい。

そしてようやく唇を離したのは彼の方だった。

「えっと確か願いは…」

しっかりしてくださいよバクさん…

「もっと夢を…」

「ああ、そうだったね。ごめんごめん。」

「で、いろいろな夢って?」

「夜のお楽しみ・・・あ,もう夜か。」

しっかりしてください夢喰いさん…

「ま,寝てからのお楽しみって所かな。」

「そうなんだ。」

「そういう事だよ。じゃあ,また



今夜ね。」

「え!?」

そして彼は闇に溶けた。

その姿は急に消えるような

闇に身を任せるような…

どう例えていいかわからなかった。

今夜というのはどういう事だ?

時計を見たらその意味が解った。

明日、いや,今日も来るという事か・・・

時計は午前の12時34分を指していた。

7 < 8 > 9