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*10*
第8話〜願い〜
レンside
「で?」
「え?」
「今日の願いは?」
「ああ、もう決まってる。」
「意外だなあ」
本当に意外。
「レンって不老だったっけ?」
「うん」
「不老になるのは無理でしょ?」
絶対に無理だね。
バクでない限り。
「だから?」
「不老の夢見たい」
「不死はいいの?不老の方が飽きるよ?」
「じゃあ不死も」
「わかった」
僕はティーカップを取り出した。
「はい、これが約束。」
「わかった」
ミクside
何が約束だろう?
私は飲み始めた。
「あ、その所に口つけたよ」
「ぶっ!?」
私は飲んだ3分の1くらい吹き出した。
「どうしたの。汚いな。」
彼はそう言って上に来ている黒い服を脱いだ。
いやいやいやいやいや!
他の人が口つけた所で飲めると思ってるの!?
「ま、全部は吹いてないならOK。」
「OKって?」
「君の望んだ・・・えっと…」
「不老不死」
「の夢見れる。」
そしてまた黒い服を着た。
私が吹き出した所はいつの間にか乾いていた。
「じゃあまた来るね。」
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