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カミサマノオオセノママニ
作者: 藍  (総ページ数: 6ページ)
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*3*

今までいた部屋に戻る。
この部屋だけ明かりがついているためか、少し安心感がある。

「画面は…特に変わってない…」

真理さん達がいた部屋の画面はカミテキカクドとかいうやつが変わっていたから変わっていると思ったのだけど…

「…ん?有梨沙さん、どうかなされましたか?」

画面を見て動かない私が気になったのか、真理さんが話しかけてくる。

「ううん、なんでもないの!先を急ぎましょう?」

今は画面がどうなっているのか、それを調べるよりここにいると思われるあと4人と合流した方がいいだろう。

ギイッ
トビラが開く。

「さっきの通路と同じ作りね…」

やはりこの通路も薄暗い。
とゆうことは他のトビラの奥も同じ作りなのだろうか。
なら道に迷わなくていいのだけれど…

「トビラ…開けますよ…!」

ギイッ
トビラが開く。

「…!!?」

そこには予想通り、2人の女性がいた。
自分達以外の人がいて驚いているのか、薄暗い中で目を見開いて私達を見ていた…

ーーーーーーーーーーー

「だ、誰ですか!?」

2人の女性のうち、1人の女性が叫ぶ。

「私達は何故かここに連れてこられて…あなたたちもそうなんですか?」

何か知っているかもしれない、と思い訪ねる。

「は、はい!…とゆうことはあなたたちもカミノコウホシャとかゆう…?」

やはりこの部屋にもアノ画面があるらしい。
とゆうことはすべての部屋に…?

「そうなんです。何故かここに連れてこられて、何故かカミサマノゲイムとかいうやつに参加させられているようなんです。」

今の状況を説明する。
何故、私達が参加させられているのか…

「あぁ…あの画面に…とゆうことはほかの皆さんも?」

そう言われ、私以外の3人が頷く。

「そうなんですか…私は高野美穂(たかのみほ)です。仕事で記者をしている者で…ここに来る前の記憶が曖昧で…」

記憶が曖昧…この場所に連れてきた人はどうやって…?
すぐにメモに記す。
その時、今まで声を出さなかった女性が声を出す。

「あの、私は今野詩織(こんのしおり)って言いますっ…大学生なんですけど…なんでここに連れてこられたのか分んなくて…」

やはり皆何故かここに連れてこられている…
しかもどうして私達?私達に何か共通点でもあるのだろうか。

「とにかく、今この状況で考えるより、ここにいると思われるあと2人と合流した方が…まだ進んでいないトビラの奥に行きましょう」

そういうと全員が頷く。
そして部屋を後にした…

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