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*19*
13話 <過去>
今から・・・20年くらい前かな
サウスブルーのバテリアって言う島に住んでた
まぁ、平和な島なんだけどね・・・
その島には、言い伝えがあって何百年に一度
‘悪魔の子’もしくは‘神の子’が生まれるらしいの
で、生まれて少し立って、大人たちはね、あることにきずい気付いたんだ
‘目の色が変わること’にね・・・
それを、知った大人たちは、悪魔の子だと思ったらしく・・・
島の奥の、深い森の奥の、村の牢屋に閉じ込めたわけ
物心ついたときには、お母さんと離れてたからね
で、背中の烙印はね、その島特有の印らしいの
悲しいね、神の子なら太陽にきれいな星なんだよ?
なのに私は、細い三日月に六角形の星なんだよ?
悪魔の子だから・・・
毎日、毎日暴力暴力・・・はっきり言って・・・
すぐけがが、治ると言っても、痛かったからなぁ
少しだけ、外に出ると蔑んだ、避けた目の毎日
特に悲しいとかなかった・・・
そのとき、何にも知らなかった・・・
雨が降ったら・・・1人で凍えて・・・
ずっと、ずっと、独りぼっちで、寂しかった
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