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*18*
昨日のように、ビル影で見張り。
こうしていたら、強志君が来るかもしれないから。
と、思ったのに・・・・・・。
「雪田、勇香ちゃんだね?」
知らない人が、声をかけてきた。
20歳ぐらい?の、男の人。
誰?
「そうですけど・・・・・・あなたは?」
「ああ、朋樹。トモキって呼んで」
トモキさんか。
「どうして、名前を知ってるんですか?」
「・・・・・・ごめん、答えれない」
「どうして?」
「それも、ダメ」
「え・・・・・・」
「絶対、また会うから。じゃあな」
左手を挙げながら、トモキさんは去っていった。
なんだか、不思議な人だったな・・・・・・。
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