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第五話 小川に住まう超妖怪弾頭
人里-入り口-
霧雨「回るところも回ったし、帰ろうぜ!」
估坐「魔理沙さん、ごめんなさい」
博麗「どうしたの?飴華は何もしていないじゃない」
估坐「…もう一度、小川に行っていいですか?」
人里-小川-
估坐「水の流れがおかしかった気がして…風の音が聞けるようになったら、水の中の水流の変化までがまるわかりになったんです。・・・で、おかしかったからみんなで川に潜って確かめてみようと」
フラ「フランもー?フラン水嫌い〜」
估坐「フランドール…は、合羽でも着てまってなよ」
??「合羽と河童!あーー!そのネタいいねー!使っていい?」
博麗「あんたは!川城にとり!」霧雨「貴様!川城にとり!」
そして、こう続けた―――――
博霧「家具屋さんの!」
估坐「にとり社長の娘さんですか?いやー、にとりさんもすごいですね!自分の娘ににとりってつけるなんて!ニトリを作って、本当にうれしかったんでしょうね…」
川城「違う違う!そこの天パの子、いろいろちがーう!」
霧雨「水流がおかしかったのは貴様の仕業かぁ!」
川城「まあそりゃ泳いでますから…って!魔理沙!人が話してる途中に弾幕を打つんじゃない!」
霧雨「飴華、行け」
估坐「はい」
川城「天パの子まで弾幕を飛ばしてくるか…じゃあやってやるよ!」
霧雨「その言葉を待っていたぁ!霊夢、私と飴華とフランに指示してくれ!」
博麗「分かったわ!…フラン!ニトリの正面からどかどか大きい弾幕打って!魔理沙はその上斜め後ろから細かい弾幕を打ち込んで、飴華は上空から風弾幕を打って!魔理沙は10秒ごとにスペルカードを使用しなさい!」
霊夢の素早い指示で、一瞬で全員が動いた。…その影響で、にとりは自らが弾幕を打ち始めた瞬間に敗北したのである―――
川城「…あのさあ、3対1って酷くないですか?」
博麗「じゃあ飴華が戦って」
川城「その天パの子、やる?飴華ってゆーんだ…話はつぶしてからにするわ」
估坐「スペルカード、最初から使っていいですか?」
博麗「問題ないわ!相手はHPが少ないからすぐ勝てる。でも、攻撃力強いからね」
估坐「はい。…永久スペルカード『夢+夢×夢=幻影』(読み・ゆめ、ゆめ、ゆめ、げんえい)」
_永久スペルとは_
永久に打ち続ける事が出来る。正し最高使用回数は戦闘中に一度、相手のHPが2000以下攻撃力3000以上の場合しか使用できない
川城「スペルも反則だって…」ピチューン
川城「まあ負けたことは事実だし、…仲間になりましょうか。」
博麗「行きましょ、じゃあ」
川城「私はこの川の水質調査をしてるんだ。それと同時進行で発明家の仕事もやってるんだ。無理だね、いくのは。用があったらまた呼んでよ。その時はいつでも行くしなんでも協力するからさ。」
估坐「こっちも用は何とか済みましたから。ありがとうございました」
川城「じゃあね、天パ飴華」
こうして、人里に現れた河童と仲良くなった飴華たちは、暗くなった空を見つめながら燐旅館へ向かって歩いて行った。