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罪人の娘 「end」
作者: 水沢麻莉衣  (総ページ数: 27ページ)
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10~ 20~

*22*

「そんな、怒んないでよー、ミルカちゃぁん」

「殺す。それ以上話すな」

「はわわわわわわっ」

「そんな、怒んないでよー気楽にいこうよ!」

「気楽すぎだろ」

これ以上ミドリと話すのは疲れる。
や、もうつかれている、あたしは。

大体、なにが。
純真無垢な白川の若君だ。
嘘をつけ。嘘を。
嘘もいいところだ。
こいつだぞ?ヘンタイだぞ?純真無垢?笑わせんな。

あたしと子どもが欲しいからと、襲ってきたぞ?!
そりゃあ、キモかった。
子供なんて。あたしにできるなんて。思っても見なかったのだ。
とゆうか、いらないのだ。
邪魔でしかない。

「とりあえずカイトんとこ言ってくるからついてくんな。ついて来たら、ストーカーですって警察に、つき出すからな!」

「ちぇー、はいはい!」

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