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作者: もも (総ページ数: 206ページ)
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*187*
はい、いきなり番外。
少しで済むから。
これやったら本編今日中に行きますんで。
《緊急番外編》
「おはよ〜」
うーん、良い朝。
軽くストレッチをしながら階段を降りる。
なんか騒がしいけど…何やってるんだろ。
「みんなー、何やってる、の…?は?」
驚きで声が出ない。
そりゃそうだよね、この光景見たら。
だって、
「ピーピー」「ミャーォ」「キュゥン」「ぐるる…」
なんか、動物がいるんですが。
どうしましょうね。
「サトミ」
へ、誰?
「だ…れぇぇぇぇでーーーーーーすーーーーーかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
知らん!この人誰、誰なの!なに、変質者!?
「きっ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「ちょ、俺、シンベー」
・・・
「は」
なん…と。
シン、ベー?
え、シンベーってコアラ…だったはず。
人間だった?あたしの目、おかしい?
あ、まだ夢の中かな。
二回行って、もう一回ねよう。
いや、この謎の夢から覚めよう。
「じゃ」
「ちょ、まてって!なんで信じないわけ?ほら、あそこのメジロがケノで、ウサギがダイカで、虎がブンゴで、オオカミがゲンパチで、猫がソウスケで、スズメがシノで、フクロウがミッチー!」
鳥率高いな。
ん?つまり…
メジロ ケノ
ウサギ ダイカ
虎 ブンゴ
オオカミ ゲンパチ
猫 ソウスケ
スズメ シノ
フクロウ ミッチー
ってわけなの?
…って。
ってぇ!つ、つまり、人間が動物で、動物が人間…。
「そ。そ―ゆーこと」
「でも、しゃべれない…」
「俺が翻訳できる」
「おう。て、シンベー皆のこと呼び捨てだったんだね」
「うん。俺年上だし」
「そうか」