完結小説図書館
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*5*
林檎さんありがとうございます♪
夕月カレンと言います。
貴女は天使ですか!?
すいません、わたしコメント小説で貰うの初めてなのですよ。
2次小説ではよくもらうのですけど・・・。
ほんとに嬉しいです!ありがとうございます!
頑張ります!これからもよろしくお願いします!
***************美嘉
公開処刑・・・か。
いにしえの魔女と呼ばれた魔女。
彼女は特になにもしていないのに。
それだけがなぜか突っかかるのだ。
何かと・・・関係している気がする。
突っかかるのは、あの子のこと。
急に人が変わったかのような・・・水無月さんだ。
何故急に彼女は変わったのだろう?
彼女を変える、何かがあったのだろうか?
「なに?美嘉。なんか考え事ー?
相談ならのるわよー恋愛かしら?」
「違いますよ。わたし恋愛なんて興味ないですし」
「またまたぁ〜」
アイさんやけに絡んでくるな。
なにかいい事あった?
「なにかいい事ありました?」
「!美嘉!よく聞いてくれたわ!
アイチャンネ!カイトと上手くいったのよ〜」
カイト・・・?
だれ、それ
「あのね〜同じ病院で働いてるのよね。確か美嘉。あんたカイトの娘と同じ学園よ」
「・・・?名前は?」
アイさんは驚きのことを告げる。
まっすぐ私を見つめ、言った。
「そうよね。
未来の姉妹かも、しれないしね!
・・・その子、麗って言うのよ」
「・・・麗?水無月・・・?」
「?なによ、知り合いー?」
・・・なっ。
冗談じゃない!
無理!絶対むり!
あの子とは相性が良くないのだ。
何せ、初対面であれだ。
わたしの一番苦手キャラなのだ。
「・・・ごちそうさまでした。寝ますね・・・」
「?ええ、お休みー」
*****************
それは突然起こる。
窓ガラスがガタガタと揺れ始めた。
最初は地震だと思った。
でも違う。
魔力の気配がした。
わたしのよく知っている魔力だった。
この嫌味な魔力の気配・・・。
水無月麗に違い無かった。
******************
「おはよ、カオルくん」
「おはよ」
黒髪が太陽に照らされてとても綺麗だった。
・・・相変わらず肌が白いな。羨ましいくらい綺麗。
・・・なんでいつも音楽聴いてるんだろう。
絶対にいつも音楽を聴いている。
青のイヤホンがいつも耳に繋がってる。
なにかあるのだろうか?
「ねぇ、カオルくんさ、その・・・なんでいつも音楽聴いて・・・」
ガシャアアアアアン!!
「!?」
カオルくんのすぐ隣にあったはずの窓ガラスはすべて、床に放り投げだされている。
この一瞬で何があったのか予測もつかない。
カオルくんは肩を少し怪我を負っているが、命には関わらない。
そこは安心した。だが、安心したのもつかの間だった。
「きゃあああ!」
「なんなんだよ!?」
クラス中がパニックだった。
わたしだってパニックだ。
カオルくんはいつものように無表情で、窓ガラスを見た。
もうガラスなんてほとんどない、窓ガラスを。
「・・・戦争だ」
カオル君の、一言。
クラスの子もみな、唖然とする。
・・・戦争?
なにそれ・・・え?
どう言うことなの?!
「外に出てみましょ!」
そう言ったのは、この王国、アデス王国の隣国の王女、レイコ王女だった。
金髪の髪をなびかせ、可憐に教室を後にする。
それを追うのは王国の王子だった。
「ねぇ、どうすればいいの?カオルくん・・・!」
「僕にもわからないよ。
ただ、普通の戦争ではない。これはーーー。」
普通の戦争じゃない?
どう言うことなの?
「神々の戦争だーーーーー。」
・・・神々の戦争・・・?
この魔法界を司るは、ルシア神と言われる。
その他に、クレアとアレンという使いがいる。
「それぞれの神々が戦っているんだ。」
「そんな・・・なんでこの世界に・・・」
「わからないけれど、行ってみるしかないね。
ーーー!
ルリ・・・っ!!」
・・・水無月さん?
そうか。そうだよね。
幼なじみの水無月さんが、心配なんだよね。
カオルくんにしては珍しく血相をかえ、慌てて教室を後にする。
わたしはそれを何故かおいかけた。
3つ奥の教室。
そこに静かに座っていたのは、たしかに水無月さんだった。
「・・・葵・・・?」
「ルリ。よかった。行くよ?」
「・・・うんっ・・・葵っ」
この光景を見た私はなぜか消えてしまいたくなった。