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ハロウィン☆パーティ
作者: 彩都  (総ページ数: 23ページ)
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10~ 20~

*3*

その頃の友は近くの公園に行った。
そこでは『ハロウィンパーティ』と書かれており、仮装している人は公園内の売店で値引きしてくれる。
友は予め貯めておいた五ドルと母から貰った十ドル、あわせて十五ドルを財布の中に入れていた。
その財布は今はポケットの中にある。
別に叩いても、増える事は無いので悪しからず。

中には色々な仮装があり、完璧と言わざるを得ない、豪華な魔女や謎の白衣を来た人も居た。
中には『トイレットペーパー巻いただけじゃね?』と思われる包帯男女のカップルが居た。
友は不思議な人を見つけた。
黒いとんがり帽子迄は分かる、だがおかしな点が一つだけあった。
マントに黒ビキニ。
いや、仮装じゃないだろ、と友は思った。
友はその人を二回程見て逃げ出した。
関わったらヤバそうな気がする…!友の本能がそれを警鐘した。
そして空腹に耐えかねた友はフランクフルト二本(合計三ドル(値引き後))とお菓子の詰め合わせ(二ドル(値引き後))を買い、詰め合わせの袋はマントの隠しポケット、隠れる様に左わき腹のポケットに入れた。
これで誰にもバレずにお菓子は集られない。
そう思いながら両手に持った太いフランクフルトの右手部分を食す。

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