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作者: 209Kai (総ページ数: 16ページ)
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第8話「Faith Girls」
今日の部室には、緊張が伝わる。なぜなら今日は、予選を突破した4つのスクールアイドルの発表日だからだ。
「とうとう今日だね…。」
「緊張する〜!!」
「早く結果出てください!!」
あいかわず海未は耳をふさいで、しゃがんで震えていた。
「あっ!?結果出ました!!」
花陽が言うと、みんなが花陽いるパソコンに集まる。
「まずはやはりFaith Girls」
「うん」
みんながうなずく。
「続いては、オー…」
「お〜!!」
「OVERsです!!」
「あ〜…。」
「続いては……オーディー。」
「オーディー!?」
「ODSです!!」
「ODS!?…………やったー!!」
それを聞いた瞬間みんなは部室を飛び出した。そして海未はというと
「早く結果出てください!!」
まだ耳をふさいで、しゃがんで震えていた。すると
「アイドル研究部ODS、『ラブライブ!』第1予選突破です。繰り返します……」
というつばめの放送が流れた。
「ODS予選突破ですか!?」
それを聞いて海未はよろこんだ。
そしてUTX学園では
「やはりODSも予選突破しましたか〜。」
「さすが元μ\\\'sのメンバーがいるだけもありますね。」
そして真ん中いるFaith Girlsリーダーの綺羅カモメは
「なんでODSがいるのです!!なんで予選落ちしないのです!!」
と怒っていた。
それから数日、ODSは作詞のヒントを兼ねて上野動物園にに遊びに来ていた。
「やっぱり上野動物園のパンダいいよね〜。」
美乃が言う。
「本当にパンダはかわいくて本当にハラショーだもん!!」
亜里沙が言う。
「そりゃぁ上野動物園の名物だもん。」
穂乃果が言う。
「私いつかパンダさんに抱きつきたいと思っているだよね!!」
「うんうん!!」
ことりとつばめが言う。
「それだったら中国でできるわよ。」
「それもいつかやってみたいと思うけどね〜。」
真姫とつばめが話しているとことりが
「そうじゃなくて!!あの大人のパンダに抱きつきたいだよ!!」
「ことりちゃん…。」
雪穂が横で笑いをこらえる。
「あのジ〇リであったパ〇タコパ〇ダみたいな暮らしをしてみたいな〜と思っててね。」
「あのことりちゃん…。」
「かわいいにゃー!!」
みんな大笑い。
「そうだった。ことりちゃんとつばめちゃん幼稚園の頃、ことりちゃん家で海未ちゃんたちとそのアニメ見て『パンダと暮らしたい!!』とか言ってたよね〜。」
「確かにそうでしたね!!」
「つばめそんなこと言ってたね。」
穂乃果が言うと、海未と雪穂がうなずく。するとことりとつばめが照れる。
「そういえばかよちんもそのぐらいの時に上野動物園で『パンダ飼いたい』とか言ってたよね。」
「そういえばそんなこと言ってたね。」
凛と花陽が思い出す。
「でもパンダてっ『熊猫』と書くから熊の仲間らしいし、稀に人のことも襲うらしいからね。」
「真姫ちゃんもかよちんのお兄ちゃんと同じこと言う〜!!」
凛が言う。
「お兄ちゃんも同じこと昔言ってたね。」
花陽が言う。
「また、みんなでアルバム持ち寄って、小さい頃の話できるといいよね!!」
「うん!!」
美乃が言うとみんながうなずく。
みんながこういろいろと話していると、ある人々がメンバーに近づいてきた。
「やっぱりあなた方はODSですの!!」
「あっFaith Girlsの!?」
みんながビックリする。
「私がFaith Girlsリーダーの綺羅カモメですの!!」
「同じく川野柚葉です!!」
「同じく島越水南です!!」
それぞれ自己紹介をした。
「綺羅てっあっ!!まさかA-RISEの綺羅ツバサの妹!?」
美乃が聞く。
「もちろんそうですの!!」
「だったらサインを……。」
花陽がサイン帳を出す。
「あなた方にあげるサインなんてないですの!!」
「えっ!?」
「音ノ木坂学院はすわち私たちFaith Girlsの敵!!去年のうちに廃校になってればこんなことにもなっていなかったのにね!!」
カモメが指を指す。
「高坂雪穂、あなた最初の志望校UTX学園だったらしいしゃない?なのになぜ結構音ノ木坂学院に?」
柚葉が言う。
「別に気が変わっただけです!!」
雪穂が怒る。
「沢村美乃、あなた千葉の津田沼から通っているらしいね?なんで遠いところからね〜?」
「それは、μ\\\'sにあこがれて、『ラブライブ!』に参加するために音ノ木坂に来ました!!」
するとカモメが言う。
「それならUTXに来ればいいのに?」
「それはμ\\\'sが大好きだからです!!」
「μ\\\'sが!?なんであなんな……」
カモメが言うと
「もういい加減にして下さい!!」
穂乃果が叫んだ。
「もういいわ。行くわよ。」
「はい。」
とFaith Girlsのメンバーは歩きだした。
「最終予選お互い頑張りましょう!!」
水南が言う。
「何よ、Faith Girls」
真姫が言う。
「みんな予選頑張ろう!!」
美乃が言う。
「おー!!」
それから数日、ODSは神田明神で練習をしていた。するとある人がやって来た。
「お久しぶり高坂さん!!」
「あー!!」
美乃が走ってきた。そこにいたのはA-RISEの綺羅ツバサだった。
「お久しぶりですツバサさん!!」
穂乃果が言う。
「サ、サイン下さい!!」
美乃がツバサにサイン帳を渡す。
「ODSもあいかわず良さそうね。」
サインを書きながら、ツバサは苦笑いした。
「はい!!」
「それで本当にここに来た理由は数日前妹が無礼をしてしまいました。すいませんでした。」
ツバサが頭を下げる。
「本当にね……」
真姫が言おうとすると凛が真姫の口ふさいだ。
「いえいえ。Faith Girlsの皆さんとお話できて良かったと思いました。」
「そうですか…。あれがFaith Girlsなので…。ODSの皆さんも頑張って下さい!!」
「はい!!」
みんなが言った。まもなく最終予選が始まる。一体どのスクールアイドルが『ラブライブ!』に参加するのであろう。