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のんのんびより 「お泊りした。」 
作者: なまはげ  (総ページ数: 10ページ)
関連タグ: 二次小説 日常系 特撮 コラボもあり その他もあり 
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*4*

「その5」です。


卓に連れられて、越谷家にやって来たれんげ。玄関に入るなり、夏海が飛び出してきた。
夏海「れんちょん!にゃんぱすー!」
れんげはいきなり夏海が飛び出してきたので、びっくりしたが、いつものような夏海にとりあえず少し安心した。
れんげ「なっつん!・・・にゃんぱすー!」
続いて小鞠もやってきて、
小鞠「ごめんごめん。夏海ってば早くれんげに会いたいからって、おにいちゃんに迎えに行ってもらってたの。迷惑じゃなかった?」と言った。
れんげ「迷惑なんかじゃないん。嬉しかったん!にぃにぃ、トマトくれたり、とっても優しくしてくれたのん!」
夏海「そうかいそうかい。そりゃよかったわ。昨日れんちょん急に帰っちゃったからさ、なんだか寂しくって。」
れんげ「ごめんなのん・・・」
とれんげが言うと夏海は、
「謝ることなんかないよ、れんちょんがいい奴なのは、いつも知ってるからさ、きっと何かあったんだなって思ってたよ。」と笑顔で言い返した。
小鞠「こっちこそ、昨日何かれんげに悪いことしちゃってたら悪かったよ。」
小鞠も優しくそう言った。
れんげ「別になっつんたちが悪いわけじゃないん。」
れんげは自然にそう答えたので、夏海たち3人も少し安心した。すると雪子も出てきて優しく、
「れんげちゃん!いらっしゃい!こんな騒がしい家やけどゆっくりしておいき!」というと、とりあえずれんげが持ってきた荷物を預かって、「おやつのカステラがあるから、食べたら、夏海たちと遊んでやって。」と優しく迎えた。れんげは礼を言って、カステラを食べに居間に向かった。 
夏海「とりあえず、作戦は成功中だね。」と夏海は小声でひっそりと小鞠に耳打ちした。小鞠は「うん。」とうなづいた。
昨晩、夏海・小鞠・このみの3人で考えた、れんげを寂しくさせないための作戦として、卓にれんげを迎えに行かせ、れんげが来たら、とにかく出来る限りれんげに寂しい思いをさせないように明るい状況を色々と皆でつくりだすということを実行していた。いない一穂の分まで寂しくならないようにしようと、他にも色々と仕込んでいた。 れんげが居間へ行くと、すぐに夏海たちもれんげと1緒にカステラを食べるために居間へ向かった。 だが卓は、慣れないことをして疲れたのか、玄関の段に腰かけて、汗をぬぐっていた。
居間では楽しそうに皆でカステラを食べていた。 食べ終えると早速夏海がれんげを遊びに誘った。
夏海「ねえ、れんちょん。今から皆でこのみちゃんの家に遊びにいかない?」         

「その6」に続きます。

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