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こんばんはー。続き、いっきまーす。
・・・第三章 初めての妖怪合成!の続き・・・
雪女「あう・・・。」
夏美「あ、起きた。どう?気分は?」
私がそう尋ねると、雪女はガタガタと震えてこう言った。
雪女「も、もしかして・・・、この妖怪の怪我は、私がやってしまったの・・・?」
夏美「う、うん・・・。言いにくいけど・・・。」
いきなり雪女は私とダークニャンに土下座した。
雪女「私ってばなんてことを!申し訳ございませんでしたあああっ!人間につかまってしまうのが嫌な一心で!」
夏美「わわっ!そんなことをしなくても!そ、それより、その暴走しちゃう冷気は何とかならないの?」
雪女「えっと・・・。たしか、『白銀の髪留め』っていうアイテムがあれば・・・。」
ダーク「白銀の髪留めなら、桜ニュータウンおつかい横丁の『めっけもん』という店にあると聞いたことがある。(実際のゲームでは違うよ!by作者)あそこの店はいろいろな妖怪向けのアイテムを売っていることで有名だ。ただ一つ、問題がある。」
夏美「なに?」
ダーク「その店の店主は変わり者でな。夜にしか店を開けないんだ。」
夏美「夜に外出するなんて無理だよ・・・。」
雪女「あ、私のお友達に『バク』っていう妖怪がいるわ。その子に頼めば大丈夫。はい、メダル。あと、私のメダルも渡しておくね。」
夏美「ありがとう、雪女!」
・・・夜・・・
あのあと、目を覚ましたフユニャンに状況を話した。納得してくれた。
夏美「よし、作戦実行ね。私の友達!出てきて、バク!妖怪メダル、セットオン!」
プリチー、SYO-KAN!
プリチー!オレッチトモダチ、フクハウチー!
「バク!」
バク「ん?人間?」
夏美「あ、どうも。実は、かくかくしかじか・・・。という訳で、協力して欲しいんですが。」
バク「ふむ。承知した。ではお主の両親を眠らせるとするかの。必殺、『眠煙』!」
その瞬間、バクの鼻から白い煙が出てきた。親がバタンキュ〜状態に。
夏美「バク、すご・・・。」
バク「わしがお主の両親を見張っておる。安心していくのじゃ。」
夏美「バク、ありがとう!」
バク「成功を祈っておるぞ。」
・・・移動シーンカット・・・
夏美「えっと・・・。失礼します。白銀の髪留めって、ありますか?」
店主「あるよ。百円だ。」
フユ「お金、持ってきたのか?」
夏美「うん。はい、おじさん。」
店主「まいど。また来てくれよ。」
夏美「で、これどうすんの?」
ダーク「次は、それを団々坂の『正天寺』に持っていくんだ。」
夏美「分かった。」
・・・移動シーンカット・・・
今回はここまで。ありがとうございました〜。