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常識はずれ?な妖怪ウォッチ ・・・完結・・・
作者: もちうま団子  (総ページ数: 64ページ)
関連タグ: 妖怪ウォッチ 二次創作 
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*2*

あ、どうも。もちうま団子です。続き、書きますね。
・・・第二章いきなり強敵登場?・・・
朝。
フユ「ぎゃああああっ!だからなんなんだよ!」
夏美「ん・・・?フユニャンどうしたの・・・?」
ドサッ バキッ
夏美「フユニャン、物を壊さないでよ・・・。ん!?」
目の前に飛び込んできたものを見て、寝ぼけていた私はいっぺんに目が覚めた。
夏美「フユニャンどうしたの!こんなに傷だらけになって!?」
全身傷だらけのフユニャンが私の足元にぐったりと横たわっていた。昨日までこんな傷はなかったはずだ。となると、ついさっき、何かがあったということ。さっき、フユニャンの叫び声が聞こえてからそんなに時間はたっていない。犯人はまだ近くにいるはず!
犯人を探しに行ってもよかったけど、まずは傷の手当てをしなくてはならない。
夏美「フユニャン、ちょっと待ってて!救急箱取ってくる!」
私がいなくなったすきに犯人がまたフユニャンのことを襲わないか心配だったけど、大丈夫だった。
傷に消毒をして、絆創膏をはったり、包帯を巻き付けていく。私は専門的な知識を持っているわけではないから、できることはそれぐらいだ。
フユ「っ・・・!」
夏美「ごめん。消毒、しみる?でも、これぐらいやらないとダメなんだって。我慢して?」
フユ「すまない・・・な。」
夏美「いいよ別に。気にしないで。」
それにしても、フユニャンってかなり力は強いはずだ。この間、フユニャンが私の部屋で修行をした時、間違えて私の腕をキックしてしまった事がある。三日間、腕の痛みが取れなかった。(それ以降、部屋での修行は禁止になった。)あんなに強いフユニャンをズタズタにできる妖怪って、いったいどんな妖怪なんだろう。
夏美「さて、と。私は犯人を探しに行くけど、フユニャンは私の部屋で休んでる?」
フユ「いや、ついていく。行きたいけど、この状態じゃあ・・・。」
確かに、全身傷だらけでは、浮遊することも難しいかも。
夏美「じゃあ、私がフユニャンのことを抱えていく。それなら大丈夫じゃない?」
フユ「すまない。」
夏美「よっ。」
見かけのわりに重い。たぶん、筋肉の重さだろう。まぁ、耐えられないほどではないけどね。
夏美「フユニャン、犯人の姿とか、見てない?」
妖怪ウォッチであたりを照らしながら聞いてみる。
フユ「最初のほうは寝ぼけていたからな・・・。確か、力比べとか言っていきなり襲い掛かってきて・・・。黒い猫妖怪だったような。」
夏美「黒い猫妖怪ね。それだけでも結構特徴は絞れたはず。」
私もフユニャンも目を皿のようにして家の中をくまなく探したが、フユニャンが言っていた特徴に当てはまる妖怪はいなかった。(そもそも妖怪がいなかった。)仕方なく自分の部屋に戻る。
夏美「黒い猫妖怪、いなかったねー・・・。」
フユ「結構素早い動きだったからな・・・。逃げられたのかもしれないな。」
夏美「もう来ないといいけど。」
これ以上友達を傷つけないで欲しいな。そう思いながら自分の部屋に入ろうとした瞬間、部屋からものすごい勢いで妖気が溢れてきた。あまりの勢いに体が吹き飛ばされそうだ。
?「待っていたぞ・・・。お前たち・・・。」
部屋の奥から、ひくく、ぞっとするような声がした。
目の前にいたのは・・・。

今回はここまで!近いうちにまた書きますね。

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