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こんにちは!いつになくハイテンション!続き、書きます!
・・・第二章いきなり強敵登場?・・・の続き
目の前にいたのは・・・。
夏美・フユ「黒い猫妖怪!」
私たちが探していた犯人だった。
?「俺はダークニャン。ブキミー族のダークヒーロー妖怪だ。」
黒い毛並みに青いマント。腰には金色のベルト。オレンジ色の瞳は、月夜に浮かぶ月のようだ。どこか、フユニャンに似ている姿だった。
夏美「フユニャンを傷つけたのはあなたでしょ!?」
ダークニャン(以下ダーク)「その通り。相変わらず夏美は察しがいいな。」
え?「相変わらず」って、今初めて会ったんですけど?
フユ「こいつが、犯人か…。」
私の腕の中でフユニャンがつぶやいた。
ダーク「犯人呼ばわりされるのは心外だな。まあ、仕方がないか。」
夏美「これ以上フユニャンに手を出すんだったら許さないからね!?」
ダークニャンはフッと息を吐き出した。
ダーク「俺はただ、そいつと力比べしたかっただけ。そいつは俺に負けた。それだけのことだ。」
夏美「はぁ!?寝ぼけているところを襲われたら誰だって負けるに決まってるじゃん!そんなの卑怯だよ!」
フユ「夏・・・美。」
夏美「なに!?」
フユ「いや、その・・・力、入れすぎ。」
いつのまにかフユニャンを抱きしめてたみたいだ。フユニャンが痛そうに顔をゆがめている。
夏美「あ、ごめん・・・。」
その様子を見ていたダークニャンがプッと吹き出した。
ダーク「友達思いなところは変わらないな。」
えぇ?こいつ、私のこと、知ってるみたいだけど、いったい何者?
夏美「フユニャン、この妖怪知ってる?」
そう聞くと、フユニャンは首を振った。知らないみたいだ。
夏美「まぁ、なんにしろ、友達を傷つけるのは許せないんですけど。」
フユ「殴りこみに行く気か?やめておいた方がいい。あいつは力も強いが、とにかく素早い。人間なんて一瞬でやられる。」
夏美「じゃぁ、どうすんの?」
フユ「俺がもう一回戦ってみる。」
・・・え?こんな状態で?
夏美「無理だよ!傷が悪化したらどうすんの?」
フユ「夏美の気持ちは嬉しいが、頼む。止めないでくれ!」
目の前の黄金色の瞳からは、闘志が激しく伝わってくる。
今、私がフユニャンを止めるのは不可能だろう。それに、本人が決めたことに口出しするのは良くない。そう思った私はフユニャンをそっと床に下ろした。
夏美「・・・危ないと思ったらすぐ戻ってきてよ?」
フユ「あぁ、分かってる。」
その様子を見ていたダークニャンは、フッと笑った。
ダーク「まだやるのか?・・・まぁ、いいだろう。」
その様子は、どこか楽しんでいるように見えた。
ダーク「さぁ、はじめようか。」
不敵に笑う彼の目からは、何の感情も読み取れなかった。
今回はここまでです!ダークニャンがすごいことになってしまい、なんか、ダークニャン好きの方に申し訳ないです・・・。(私もダークニャン好きなのですが。)次回も見てくれると嬉しいです!
ありがとうございました!