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常識はずれ?な妖怪ウォッチ ・・・完結・・・
作者: もちうま団子  (総ページ数: 64ページ)
関連タグ: 妖怪ウォッチ 二次創作 
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ちわっすー。この小説もついに・・・ついに最終回!長かったようで短かったようで・・・。なんか複雑です。
では、小説の方へLet’s go!

・・・第九章 最終決戦!運命を変えろ!!の続き・・・
困惑する私には構わず、あやとり様は微笑んだまま続ける。
あや「僕はこの星の全ての人生を操ることができる。だから僕にはこの星に住んでいる全ての存在の過去、未来が分かるんだ。もちろん、あの黒猫妖怪の未来もね。君は知らないだろうけど、あの黒猫妖怪の未来はこのままいけば社会的に見たらかなり酷いことをすることになっている。今だってかなり残酷なことをしているんだし・・・。このまま一緒に過ごすことできる?最悪の場合、君や君の周りのものを全て奪ってしまうかもしれないんだよ?」
突然のことに混乱して、理解が追い付かない。ダークニャンと一緒にいちゃいけないの?本当に残酷なことをするんだとしたら?私はどうすればいい?
あや「最初に君と出会ったとき、アイツにやられたことを覚えていないの?またああいうことを繰り返すかもしれないんだよ?」
確かに出会ったときはすごく嫌なことをしたし、腹も立った。でも・・・でも!
夏美「そんなこと、ダークニャンがするわけない!!」
あや「・・・!」
夏美「確かに出会ったときは嫌な妖怪だなって思った。なんでこんなことができるんだろうって怒ったよ。だけど、あれからダークニャンは変わったの!人を思いやることもできるし、どんな時も私たちの安全を最優先してくれた!!全ての存在の人生を操れるんならそのぐらいのこと気づいてよ!何にも知らないくせに、私の友達を否定しないで!!」
そう叫んだとき。あやとり様の様子が、おかしくなった。
あや「説得は失敗か。・・・・・・様、申し訳ありま、せんでした。」
あやとり様は誰かに向かってしゃべった後、光に包まれて消えてしまった。
夏美「な、なにが起こったの・・・?」
その時、また目の前がフラッシュバックした。

ダーク「・・・美!夏美!おい!!」
夏美「え、あ、え!!?」
突然の大声に、私は飛び起きた。
夏美「あ、あれ・・・?ここどこ?」
ダーク「お前の部屋のベッドの上だ。ったく、あやとり様に連れていかれたと思ったら気を失って戻ってくるし。心配したこっちの身にもなれっての。」
フユ「そんな言い方・・・。まあ、無事でよかった。あ、フミカ達なら返したぞ。ずいぶん遅くなったからな。」
窓の外を見ると、もう真っ暗だった。どれくらいの時間、無限地獄にいたんだろうか。
母「夏美ー、ごはんできたから降りてきなさーい。」
夏美「はーい。」
フユ「腹減ったぁー。今日の晩飯はなんだろうな。」
ダーク「魚がいい。」
夏美「え、私の食べる分がなくなるんだけど・・・。」
こんな何気ない会話も。友達が妖怪だなんて常識はずれでも。私の大切な存在であることに変わりはない。そんな思いを込めて、二人には聞こえないように呟いた。
夏美「ありがとう。これからも、よろしく。」
そんな一言は、目の前の二人の耳には入らず、さらりと溶けていった。
・・・End・・・

・・・終章・・・
?「終わったぁ〜!!」
3DSを高くかかげ、男は叫んだ。嬉しそうに頬を染めている男に対し、隣に座っている別の男はけだるそうにため息をついた。
?「お前はゲームも一人でできないのか。ほんっとバカだよな。」
?「んなことねーよ!ただ、お前とやると早く終わるし?」
?「ねみー・・・。」
?「でも、このゲームって実際に人間界で起こったことなんだよな?実際にこういう妖怪いんのかなー?」
?「さあな。」
?「ちょっと探してくる!!」
?「え、おい!!」
男は3DSを持ったまま表へと駆け出して行った。
?「はー・・・。まあ、すぐに帰ってくんだろ・・・。」
もう一つの物語が、幕を開けようとしていた・・・!

はい、以上で完結となります!!この物語は終章で出てきた二人の男がプレイしていたゲームの内容だった、というわけですねー。
この作品はこれで完結ですが、まだまだ書ききれなかったネタがいっぱいあります。番外編で出せばいいかなーと思っていたのですが・・・一つ、どうしても番外編では書けないネタがありました。それは・・・、「フユニャンの過去話」!!番外編ではフユニャン出ないので。と、いうわけで続編出そうと思います!!前に話していた「獄都事変」とのコラボで!!近いうちに出しますので、どうぞお楽しみに。
最後になりましたが、閲覧してくださった皆様、コメントをくださった
ちーちゃんさん、のらねこさん、N.Kさん、…。さん、そして、私にこの小説を書く場を与えてくださった小説カキコ様に心からの感謝を。本当にありがとうございました。続編と番外編の方もどうぞよろしくお願いいたします。
では、近いうちにまたお会いしましょう!

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