完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*11*
豪邸の一室。
窓の外をじっと見つめる黒髪の女性。
すると、勢いよくドアが開いた。
着物を着た女中が入ってくる。
「奥様!涼様と雫様の情報が入手できました!」
「え...」
「現在、涼様は東京で一人暮らし、雫様は○○町で暮らしています」
「○○町の方が近いわね。今すぐ車出してくれる?」
「御意!」
「すぐ迎えに行くよ。約束したからね」
そう言うと長い黒髪を後ろで一つに結った。
PR