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おそ松さん ちっちゃくても長男なんだぞ! 前編
作者: 井夢夜  (総ページ数: 4ページ)
関連タグ: おそ松さん チビ化 
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*3*

4
チョロ「おそ松兄さーーん!」
カラ「おそ松ーー!」
二人は必死におそ松を探した。周りの目なんか気にせずに叫んだ。
チョロ「見つかんないなー。どこ行ったんだろ…。」
カラ「ここら辺で下ろしたはずなんだが…。でも、こんなところで小さい子が一人で動いてたら目立つと思うんだが…。」
と、その時、マンションとマンションの間の影ですすり泣く声が聞こえた。
カラ松が調べに行くと…。
カラ「おそ松!」
そこには、泣いてまぶたが赤くなったおそ松がいた。
まだ、目に涙が溜まっている。
チョロ「見つかった!?カラ松!」
カラ「あぁ。」
おそ「っうぐ…。」
チョロ「おそ松兄さん!もう、心配したんだよ!なんでどっか行ったの!?」
おそ「らって…また…なんかあったら…こあいし…」
おそ松がしゃくりあげながら言う。
チョロ「大丈夫!さ、デカパンラボに戻ろう!」
チョロ松が見たことも無いような笑顔を見せる。
おそ「…あかった。」
おそ松はコクリとうなずいた。
***デカパンラボにて***
一「…あいつら大丈夫かなぁ…。」
十四「あっ、帰ってきたよ!」
トド「兄さんお帰り〜。」
チョロ「やれやれだよ、ほんっと。」
カラ「起きろ、おそ松。」
おそ「むにゃ…。」
途中で眠たくなって寝てしまったらしく、カラ松におんぶされて戻ってきた。
デカパン「ホエ〜、戻ってくれて良かったダス。じゃあ、これを飲むダス。」
出された薬を飲むと、ボワンという音や煙と共に元に戻ったおそ松がいた。
十四「良かったー!兄さん元に戻ってる!」
おそ「ほんとだ、戻ってる。よかった…。」
こうして、おそ松騒動は幕を閉じた。が、
数日後。
カラ「あれ?一松はどこだ??」
トド「そういえば、どこだろう…。」
一「ここだよ。ここ…。」
下を見ると、小さくなった一松がいた。
チョロ「えぇ!?今度は一松かよ!」
松野家は、今日もにぎやかだ。
-終わり-

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