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episode2「パイラタウン」パート7
「マクノシタ、かみなりパンチだ!」
「マク!」
拳に雷を溜めて前進し、ルンパッパに打ち込んだ。
「クワッパーーっ!」
後退したルンパッパは手を叩くとつっぱりをしてマクノシタを攻撃した。平たい手をマクノシタの大きな腹に叩き込み、マクノシタを後ずさりさせる。
「とびげりカモーン!」
「クワーーっ!」
跳躍して体を横向きにしてとびげりをしてマクノシタを吹っ飛ばした。
「すなかけだ、マクノシタ!」
「マクーっ!」
地面を払ってすなかけに出るがルンパッパは両手を広げてこれを防いでしまった。そしてみずのはどうを飛ばしてマクノシタを吹っ飛ばした。
「おーっほっほ、手も足も出ないみたいね、ルンパッパ、攻めなさい!」
二匹のルンパッパは踊りながられいとうパンチを振るってきた。マクノシタは重い体を動かしながらこれをかわし、ヤンヤンマはこうそくいどうをしてかわしていった。
「ビッグウェーブ、なみのりよ!」
水を生み出してなみのりに出て来た。マクノシタとヤンヤンマはこれに飲み込まれてダメージを受けてしまう。水が干上がった所へハイドロポンプが飛んで再びダメージを受けてしまう。度重なるダメージが蓄積してマクノシタとヤンヤンマの体から禍々しいオーラが漂って来た。
「ダメ・・・」
暴走するかもしれない、ムンは不安になった。
「マクノシタ、ヤンヤンマ!」
しかし、ヌーンが呼びかけをすると二体のポケモンは我に返って落ち着くのだった。そして二体のポケモンは気持ちを落ち着かせて気を集中させた。
「あーら、ぴたりと動かなくなったわね。それはそれでチャンスだわ、お前達、やっておしまいなさーい!」
ルンパッパ二体は再びなみのりに出て攻撃に出て来た。大きな波しぶきがマクノシタとヤンヤンマに迫ってくる。ムンは心配になったがヌーンはチャンスを窺っていた。
「今だ!」
ヌーンの合図でマクノシタとヤンヤンマはきしかいせいの波動を放ってなみのりを吹き飛ばした。その衝撃で二体のルンパッパを吹き飛ばした。
ヤンヤンマは羽ばたいてかげぶんしんをしてルンパッパを牽制して縦横にむしのていこうを連射してダメージを与えて、ソニックブームを飛ばして倒した。
マクノシタはルンパッパのパンチをガードするとほのおのパンチで吹き飛ばし、腕を掴んで振り回してバランスを崩させるとのしかかりをして転ばせた。
そしてルンパッパを持ち上げるとハリケーンをして投げ飛ばし、ほのおのパンチから炎のエネルギーを飛ばしてダメージを与えた。ルンパッパは音を立てて崩れ落ちて力尽きたのだった。
「やった!」
「くううううう〜、生意気よ〜っ、更に二匹、カモーン!」
もう二体のルンパッパが前に出て来た。
「さあ、ラストステージよ、けど、そう簡単には勝たせないのが、あ・た・し、ゴーっ!」
「戻れ!」
ヌーンはマクノシタとヤンヤンマを戻して、エーフィとムウマを出した。二体のルンパッパがファイティングポーズを取りパンチやキックを振るって前進して来た。
「ムマーっ!」
ムウマが口からくろいきりを地面に向けて吐いた。すると地面一面に黒い沼のようなものが浮かんでいた。それを見てエーフィはそこにシャドーボールを向けて放った。すると地面からシャドーボールの玉が無数に浮き出てルンパッパ二体にダメージを与えた。フラフラになっている所でエーフィがスピードスターを飛ばして吹き飛ばした。
「ヌーンさん、その調子よ!」
ムンがボンボンを持って跳躍していた。ヌーンは勝つよ、と彼女にグーサインを送った。
「きー、余裕ぶってくれるじゃない、こうなったら、あれよ!」
ミラーボが指示を出した。するとステージ一体に雨が降り注いで来た。
「これでみずタイプの技がパワーアップ!ハイドロポンプよ!」
二体のルンパッパがハイドロポンプを飛ばして来た。
「ひかりのかべだ!」
「フィーっ!」
エーフィはひかりのかべを張ってこれをガードした。そしてムウマが目の前に出てうらみをしてハイドロポンプのPPを減らした。
「これでハイドロポンプは使えない!」
すると、二体のルンパッパは再びハイドロポンプを放つ構えを取った。PPを減らしたはずなのに何故、とヌーンとムンがいぶかしがると、
「さあ、とびっきりの技を見せておやり!」
二体のルンパッパが頭のカサを外してそれをブーメランのように飛ばして来た。エーフィとムウマは驚いて攻撃する間もなくブーメランのダメージを受けてしまう。そこへ二体のルンパッパがエナジーボールを飛ばしてダメージを与えた。
「ふぶきよ!」
ふぶきを飛ばすと、ステージに降っていた雨水が氷柱になってエーフィとムウマの体力を減らしていく。そして二体のルンパッパはフラフラダンスをしてエーフィとムウマをこんらん状態にさせた。
「エーフィ、ムウマ、戻れ!」
ヌーンは二体を戻してブラッキーとヤンヤンマを出した・・・。
続く・・・。