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episode4「バトル山」パート4
「行けえ、エンテイ!」
ダキムの指示でエンテイが突進してくる。
「ハリテヤマ、はっけいだ!」
ヌーンの指示でハリテヤマは地面を鳴らして走り、エンテイにはっけいを出そうとした。
「かみつけ!」
しかしダキムが次の指示をだし、エンテイははっけいをかわすとハリテヤマの腕に噛み付いた。
苦しむハリテヤマにねっぷうを浴びせてダメージを与えていく。
「ハリテヤマ・・・!ヌーンさんお願い!」
「メガヤンマ!」
ヌーンの指示を受けてメガヤンマは救援に出ようとした。しかしバクーダが火炎弾を飛ばしてこれを妨害する。メガヤンマは素早く動いてかわしていくとむしのさざめきを飛ばしてバクーダを怯ませると、エアスラッシュをエンテイに飛ばしてハリテヤマから解放させた。
エンテイは咆哮を上げて飛びかかって来た。ハリテヤマは背負い投げをして地面に叩き付けた。かみなりパンチで追撃に出ようとしたが、起き上がったエンテイはねっぷうを飛ばして来た。怯まされるハリテヤマ、更にエンテイはフレアドライブで突撃して大ダメージを与える。
「ふふふ、いいぞエンテイ、お前の力をもっと、もっと見せつけてやれーーーーーっ!!!」
気持ちが高ぶって来たのかダキムは大きな雄たけびをあげて来た。それを受けてエンテイはとおぼえを上げると、エンテイの周囲を黒いオーラが漂い始めてハイパー状態にさせる。
「ははは、どうだ、ハイパー状態になったエンテイはもう、誰にも止められないぞ!やれええええええええ!!!」
ハイパー状態と化したエンテイに味方のバクーダも怯えまくっていた。そしてエンテイは漆黒の炎のねっぷうを周囲に放った。ハリテヤマとメガヤンマは炎のダメージを受けて苦しみ、味方のバクーダまでもが巻き込まれて、バクーダは倒れてしまった。
「味方のポケモンまで?!」
「酷い・・・!」
見方を巻き込む戦いにムンが涙を流すがダキムは平然としていた。
「こいつを許す訳には行かない!皆の持てる力で、必ず勝つ!」
全てのボールを投げて、エーフィ、ブラッキー、カポエラー、ムウマを出してハリテヤマとメガヤンマと合流させた。
「ふん、どれほどの数を出そうが、俺のエンテイには勝てぬぞ!」
「仲間の心を一つにして、お前を倒して見せる!」
ヌーンの決意の前に彼のポケモン達は一斉に立ち向かった。えんていがふんえんを飛ばして来るとエーフィがひかりのかべを張ってこれをガードした。そこへカポエラー、ハリテヤマ、メガヤンマが飛び越えて、カポエラーがトリプルキックに出たが、かえんほうしゃを受けて外してしまう。
「ドスコイ!」
ハリテヤマがともえなげに出たがねっぷうを受けて膝を屈してしまう。そこへメガヤンマがエアスラッシュを飛ばしたが、エンテイはだいもんじを飛ばしてこれを打ち消してしまい、メガヤンマを打ち落としてしまった。
「フィーっ!」
「ブラ!!!」
エーフィとブラッキーがサイケこうせんとシャドーボールを飛ばしたがエンテイは直撃しながらもものともせず走り、フレアドライブをしてエーフィとブラッキーを吹っ飛ばして大ダメージを与えた。ムウマがシャドーボールを飛ばすも口を開けて吸い込みこれを吸収してそのエネルギーをふんえんにかえてヌーンのポケモン達を吹き飛ばした。
「く、さすがに強い・・・!」
伝説のポケモンの強さの前にエーフィ達は立ち上がるのがやっとの状態だった。あざ笑うダキム、そしてエンテイがじわじわと六体の前に迫っていた。
「プラ!」
「あ、プラスル!」
プラスルがムンから放れると走り出してエンテイ目掛けてあるものを投げた。
「・・・・・・・!!!」
プラスルの投げたアイテムに当たったエンテイは体が痺れて苦しみだした。
「あれは・・・!」
「何かの玉?」
ヌーンとムンが見るとエンテイの体に電気を流す玉が付いていた。プラスルはでんきだまを投げて怯ませたのだ。
「プラスル、助かった。行くぞ!」
ヌーンはZリングにエスパーZをはめ込むとエスパーZのポーズを取って、エーフィにエスパーZの技を発動させた。
「エー、フィ!!!」
エーフィはマキシマムサイブレイカーを出してエンテイを浮かせると光の壁に次々とぶつけて大ダメージを与えていき、最後に地面に叩き付けるのだった・・・。
続く・・・。