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ポケモンストーリー コロシアム編
作者: たくと七星  (総ページ数: 36ページ)
関連タグ: ポケモン ポケモンコロシアム バトル アクション 恋愛 
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finalepisode「ラルガタワー」パート1



 エンテイを仲間に加えてセネティと別れたヌーンとムンはバトル山を放れて、連絡を入れて来たギンザルのいるパイラタウンに到着した。
「おお、来てくれたか」
 ギンザルの家に入ると、ギンザルとシルバ、そしてギンザルを慕う子供達が待っていた。
「ギンザルさん、何かあったのですか?」
「ムンちゃん、ヌーンくん、君達にどうしても伝えておきたいことがあってな・・・」
「プラプラ〜っ!」
 ギンザルと再会してムンに抱きかかえられていたプラスルがギンザルに手を振った。
「おお、プラスル。元気にしていたか。子供達もお前に会いたがっていたぞ」
 プラスルは子供達に駆け寄って女の子に飛びついた。それを見てヌーンとムンは微笑んだ。
「それで、僕達に何か?」
「ああ、これを見てくれないか?」
 そう言われてモニターに映っている施設を見る。それはオーレ地方の施設の中で一際大きく高いタワーだった。
「これは?」
「突然、オーレ地方に建てられた施設で、ラルガタワーと呼ばれているんだ。一応コロシアムとして公表されているのだが、誰が何の目的で建てたのかは一切、解っていないんだ」
「場所は、オーレ地方の中心部みたいね・・・」
 ムンの言葉にギンザルは頷く。
「私は嫌な予感がしてならないのだよ。あのタワーがきっかけで、このオーレ地方が変わってしまうのかもしれないと思うと・・・」
「大丈夫ですよ、ヌーンさんや私たちが付いていますから、ね」
「ああ、相手が誰であっても、僕達が食い止めて見せます」
「ありがとう、君達にまた頼ってしまうかもしれないが、協力してほしい・・・」
「俺達も出来る限りのことはやってみせる。だから気を付けて行けよ!」
 突如として現れた巨大な塔、ラルガタワー、それがオーレ地方に何をもたらすのか、ヌーンとムンは近くのホテルに泊まって一夜を明かすのだった・・・。


続く・・・。

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