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ポケモンストーリー コロシアム編
作者: たくと七星  (総ページ数: 36ページ)
関連タグ: ポケモン ポケモンコロシアム バトル アクション 恋愛 
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finalepisode「ラルガタワー」パート3



 ?字に立った髪に片足を上げたファイティングポーズ、強靭な肉体になったバシャーモとより優雅ないでたちになったサーナイトがいた。
「これは・・・!」
「え、姿が変わった」
「ふはは、ダークポケモンのエネルギーによって作られたリングでこの二体をメガシンカさせたのだ。これにより私のバシャーモとサーナイトは強化されたぞ。貴様に一切のダメージを受けることなく叩きのめしてやる!」
 メガバシャーモは拳を地面に叩き付けた。すると円を描くように炎が浮き上がり、ヌーンとカポエラー、ブラッキーを逃げられないよう取り囲んだ。更にメガサーナイトが周囲をバリヤーで覆い完全にヌーン達を逃げられなくした。
「ヌーンさん!」
「プラ!」
 燃え盛る炎の中で対峙する四体のポケモン、そしてヌーンとジャキラ。
「行けえ!」
 メガバシャーモが走り出してカポエラーにほのおのパンチで攻撃に出た。カポエラーがガードに出ると、メガバシャーモはパンチからスカイアッパーに変更して宙に上げて、ジャンプしてかかとおとしでカポエラーを地面に叩き付けた。起き上がったカポエラーに爪の切り裂きを浴びせてかえんほうしゃを吐いてカポエラーを苦しめる。
「メガサーナイト、ムーンフォースだ!」
「サーナイト・・・!」
 メガサーナイトは月のエネルギーを溜めて巨大な球体のエネルギーを生み出し、ブラッキーに発射した。
「ブラッキー、シャドーボールだ!」
 ヌーンの指示でブラッキーはシャドーボールを連射したが、ムーンフォースは軌道を変えて上空に上がった。外されたシャドーボールはメガバシャーモが炎のバリヤーを張って塞がれてしまう。
「さあ、エネルギーを増幅させろ!」
 メガサーナイトがねんりきをしてムーンフォースの球体を五つ生み出した。五つの球体から光線が飛んでカポエラーとブラッキーにダメージを与えていく。
「カ、カポ・・・!」
「ブラ・・・!」
 ダメージは大きく二匹も限界にきてしまった。
「諦めるな!」
 ヌーンの叫び声が二匹に届いた。カポエラーとブラッキーはよろめきながらも必死で立ち上がった。
「ふん、くたばり損ないめ、すぐに楽にさせてやる!」
 メガバシャーモとメガサーナイトが動き出した。カポエラーは走ってメガバシャーモにグロウパンチに出た。メガバシャーモはフレアドライブをして攻撃し、急所に当てるが怯むことなくスカイアッパーをして宙にあげると足を掴んで振り回し、スイングをしてメガバシャーモを吹っ飛ばした。
「かみなりパンチだ!」
 拳に雷を溜めると、電気のエネルギーを飛ばしてメガバシャーモを落下させると炎のとびひざげりをして攻撃した。
「サーナイト・・・!」
 メガサーナイトが援護に出ようとするとブラッキーがかなしばりをしてメガサーナイトを硬直させる。
「行くぞ、これで鎮める!」
 腕に装着したZリングを起動させるとはめ込んであるアクZの力を解放させた。ブラッキーはZ技、ブラックホールイクリプスを発動、ブラックホールを生み出してメガサーナイトを飲み込みエネルギーを解き放って大ダメージを与えた。
「カポーっ!」
 カポエラーもきあいだまを放ってメガバシャーモに大ダメージを与えた。爆風が響き、ジャキラの二体のポケモンが崩れ落ちる。
「な、何い、この私が、メガシンカも出来ぬような奴等に・・・!」
 敗北したことにジャキラは狼狽してしまっている。やがてバリヤーは消えて炎も鎮火された。
「ヌーンさん!」
 ムンが目の前を見ると、そこには笑顔でサムズアップを送るヌーンとカポエラー、ブラッキーの姿があった・・・。

続く・・・。

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