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*9*
ハク「千尋、帰ろう」
千尋「う、うん」
ハク「今日は5教科が全てあったから、少し大変だったね。千尋、分からないところはなかった?」
千尋「…なかったよ、ありがとうハク」
ハク「…千尋、どうしたの、元気がないようだけど。」
千尋「…」
ハク「千尋?」
千尋「ハク、あのね、今日はちゃんと話したいことがあって」
ハク「私、何か悪いことしたかな?」
千尋「違うの。…あのね、ハク!私、毎日ハクと一緒にいて、帰れて、本当に嬉しいの」
ハク「私もだよ」
千尋「これからもずっとハクと一緒にいたい!だからね、だからちゃんと言うね。」
千尋「ハク、私とお付き合いしてください!」
ハク「…」
千尋「…ダメ…かな?」
ギュッ
千尋「ハ、ハクッ?!///」
ハク「もちろん、こちらこそお願いします。ごめんね、私からきちんと言わず、千尋に負担をかけてしまった。私は少し不安だったんだ。千尋が今の私を受け入れてくれるのか。千尋のことは大好きで、信じている。信じているから、怖かったんだ。千尋から断られたら、立ち直れなくなりそうで」
千尋「ハクも不安なことがあるんだね」クスクス
ハク「千尋のことだからだよ」
千尋「ふふっ、私がハクを受け入れない訳ないじゃない」
ハク「千尋、ありがとう」
千尋「ハクもありがとう。これからもよろしくね!」
今日はいつもより特別な日になった。
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