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*11*
「じゃあ、いっくよー!あ、スノッドグラスは離れてね!」
マーガレットは自信満々で、さっと右手を振り上げた。
そのとたん、私の体を、光が覆い隠した。
周りの人には見えない部分。制服の下で、下着が女の子用に変わっていく。シャツの下にブラジャーが現れ、私の胸を覆って後ろでホックが止められる。トランクスがショーツに変化し、私の下半身を包みこむ。
それが終わると、今度は制服のズボンの離れていた部分が繋がり、ふわっと軽くなってスカートになっていった。生地がパステルグリーンに染まり、端っこにクローバーの刺繍が縫われていき、裾にフリルが現れた。
制服の袖の、肩に近い部分のみが膨らんで、ふわっとした袖になり、残った部分はピチッとした、腕にフィットした袖に変わる。ピチッとした部分の袖はエメラルドグリーンに、膨らんだ袖は薄い緑色に染まっていく。
制服の襟には、パステルイエローに緑のチェックの模様が現れ、胸のあたりにパステルイエローのリボンが結ばれた。服の生地の色も、やはりパステルグリーンに染まっていく。
どこからともなくフードの着いた少し濃い緑色の小さなポンチョが現れて、着せられ、前でエメラルドのついた飾りによって止められた。
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