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*19*
大体のチャットの内容は
「電話の応答」「大好き」「付き合って」や「殺してやる」「ごめんね」等の繰り返しだった。
恐ろしさと共に、私はどんな形であろうと好かれている事を実感していた。
「やり方は変わっているが、これはこれで彼女なりの愛情表現なのだろう。」
そう考えたりもした。この行動に理解できてしまう自分にも恐ろしくなった。
坂野
「.....可哀想な事をしてしまったかも知んないなぁ.....」
少しの罪悪感を感じ返信しようとしたが、それも相手の感情を逆撫でする物になるので止めた。
そして3時間程、待っていたら父が飛び込んで来た。
父
「純!!純!!大丈夫やったか!?怪我は無いか!?大丈夫か!?」
父は私の肩を掴み、私の体や体調を心配する言葉をかけてくれた。
坂野
「大丈夫やで!!おん!!離してーや〜」
母も走って来た。
同じく体や体調を心配する言葉をかけてくれた。
母
「純君!!大丈夫だった?ごめんね〜怖い思いさせてしまって!」
私の母もとても心配していた。
両親に無事、出会えて安堵した。
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