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*2*
同じ棟の一階にある理科室Aのドアを乱暴に開けた。
ガラガラガラ!!!
下場
「間に合ったっ。.....セーフッ!!!」
坂野
「マジで危なかったわぁ.....」
国谷先生
「下場ぁ!!坂野ぉ!!早う座れ〜!!」
ササッと椅子に走り、荷物を置いた。
キーンコーン.....カーンコーン......。始業のチャイムが鳴り終わった。
国谷先生
「.....学級委員号令っ!!」
坂野
「起立っ!!!」
皆がガタガタと椅子から腰をあげた。
そして、恒例のアレが始まった。
国谷先生
「.....!!おいおい、名札はどうした真北ぁ?お前もだぞ妹尾ぉ」
真北 元気(まきた げんき)
「職員室に借りに行きますよ〜..」
妹尾 朋美(せのお ともみ)
「すみません。教室に置いてきました.....」
先生はハァ.....、と溜め息をつき、坂野にアイコンタクトを出した。
坂野
「気を付けっ!!.....礼っ!!」
続々と「お願いしまーす」と声が聞こえてくる。
授業の始まりだ。
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