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*4*
坂野
「これがそうだから陰イオンになるんや」
指差しでプリントをなぞりながら、私は解説した。
立見
「電子が持ってかれたらプラスで、入ったらマイナスなのか〜!!すごい!」
相手は合点して頷いた。
国谷先生
「私語を慎め、坂野〜。」
話していると先生に注意された。
真北
「おいおい坂野〜、授業中に公開デートかぁ〜?」
真北はニヤニヤしながら、私を弄り始めた。
坂野
「うるせぇ!!勘違いすんなよっ!」
私は半ば笑いながら訂正した。
立見
「いいな〜。私も彼氏欲しいなぁ〜」
坂野
「!...ほら、余計な事言わん!!むしろ勘違いされるやろーが!!」
相変わらず立見はクスクスと笑ってこっちを見つめるだけだった。
そしてしばらく経ち、終業のチャイムがなった。
皆が号令の後、ぞろぞろと教室へ戻っていった。
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