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*9*
「まず、何をしようか。練習?素振り?」
私は練習メニューを考えたがまとまらず、部長を頼った。
蓬田
「まずは基本や、素振りさせろ。」
坂野
「へいへい」
そんな事で体育館の端で、個人練習を始める事にした。
坂野
「まずは基本。構え銃!!」
その掛け声に応じる様に、彼女は構えの姿勢になった。
「突けっ!!」「戻せっ!!」「突き上げっ!!」
私は基本形を全て行わせた。
あっという間に帰宅時間となった。
上田
「副部長、今日はありがとうございました。」
坂野
「明日も基本や。お疲れさん。」
そして私は家に帰った。
両親は父方の母が病気に倒れ、九州に手伝いに行っている。
その為、しばらく私の独り暮らしだ。
「もしもし、今、帰ったよ。」
帰ったら親の携帯に電話するのが日課だ。
坂野
「あ〜疲れた、疲れた。ホンマ大変やで世話は。」
私は制服のまま、テレビを点けた。
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