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ハチャメチャ運営委員会★
作者: ほのみん  (総ページ数: 11ページ)
関連タグ: コメディ・ライト 学校 運営委員会 青春 恋愛 受験 
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10~

*5*

(第三章 修学旅行2)

「いってらっしゃい!」
6年生が修学旅行に行くのを見届けた5年生たちは、自分たちの教室へ戻った。
そして、中休み。
5年の運営委員たちは、集会室に集まっていた。
今から準備しようとしていることは、6年生が修学旅行から帰ってきた後について。
ちょうど修学旅行が終わって1日後に前期の終業式がある。
その前に、6年生に対して「前期ありがとうパーティー」と題し、パーティーを計画しているのだ。
ちなみにこの話は、6年生の担任で運営委員会の担当の先生である河原奈由先生には話を通してある。

日時、内容などは既に決まっているので、集会室を飾り付けするのみである。
李奈が買ってきたパーティーグッズ、勇気が買ってきた飾り付けグッズなども持ってきて、準備中だ。
これらは全て百均のものである。

6年生が修学旅行に行っているのは3日間。
休み時間は合計6回。
2週間ほど前から準備をしていたので、すんなり準備は終わった。
プログラムなどを用意して、完成。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
(プログラム)

1 はじめの言葉
2 プレゼント
3 感謝の言葉
4 終わりの言葉

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
取れる時間は6年生の修学旅行が終わった翌日の中休みなので、運営委員たちで考え抜いた結果、最小限のプログラムになった。
集会室には鍵をかけておき、いよいよ当日。
急に呼び出された6年生の運営委員達はあたふたしている。
いきなり集会室がパーティー会場になっているのだからそりゃ驚くだろう。

始めの言葉を言い終わり、プレゼントを渡す時間が来た。
ちなみに5年生が6年生それぞれに用意したプレゼントは、消しゴムである。
学校から出してもらえる予算で考えると、消しゴムを6年生の人数分買う値段が限界だったのだ。
プレゼントも渡し終わり、感謝の言葉。
これは、李奈の役割だ。
「いつも石奈小とこの運営委員会を引っ張ってくれてありがとうございます。今後もよろしくお願いします。」
的な内容を話し、終了。
あっという間に終わった。
[終了後]
「李奈ちゃんわざわざありがとね」
と穂乃香が言うと
「いつも委員長にはお世話になってますから」
という返事が帰ってきた。
今は9月。
穂乃香の受験まではあと5ヶ月。
そして卒業まではあと6ヶ月。
今この時を楽しもうと、穂乃香は思ったのだった。



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