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色褪せた僕は、
作者: たまはる  (総ページ数: 15ページ)
関連タグ: ラブコメ 馬鹿 ちょいシリアス 
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10~

*10*

「ふわぁ~...」
考えてる間に眠くなってしまった。
「...んぅ」
深い眠りへと落ちていった。

目が覚めると、見知らぬ窓の無い真っ白な空間に居た。
「......っ...!(何で声が出ないんだ!?体も動かないし!)」
自分の体がベッドに拘束されたまま動かないようだった。実際は拘束されてないけど。
確信した。金縛りだって。擬似的に夢で金縛りに遭うとかいう経験は来世まで良いと思った。
「叶望、一緒に帰ろうぜ」
「!(何で、英治が...?)」
牧野英治(まきのえいじ)、かつて俺の目の前で刺し殺された友達。

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