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帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 11ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 クソゲー ゲーム実況シリーズ リアルワールド 
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10~

*3*

【2作目】
『ポケットモンスタードゥラウト』

ルイージ「なんでこんなにクソゲーいっぱいあるの?」

彩月「監獄にいる時に通販してたら買いすぎた……」

音牟「色々突っ込みたいけど、まずそんなお金どこにあったの?」

彩月「それはまぁ……ゲーム大会の賞金とか諸々でジーカは余るほどあるから」

たくっちスノー「俺たまにお前が小学生って忘れそうになるよ」

彩月「今日はマリオって気分じゃないしポケモンでもやろうか」

たくっちスノー「今回はやけにナンバリング系ばかりやるんだな」

彩月「流石に前作みたいに完全オリジナルのクソゲーばっかやるわけにはいかないよ、二次創作なんだから」

たくっちスノー「メタい」


彩月「うーん、気分的には携帯機………さて、何かないかな何か……あった」


彩月「ポケットモンスタードゥラウト」

たくっちスノー 「ポケモンタイトルで『ゥ』なんて使う?」

音牟「なんかめちゃくちゃ聞いたことない単語出てきた」

ルイージ「ドゥラウトってどういう意味だっけ?」

音牟「確か『干ばつ』だったはずだよ」

たくっちスノー「干ばつ?ゲームでそんな単語使うか?」

彩月「ゲームをプレイする前に都市伝説の方の『ドゥラウト』の説明がいるよね」

彩月「ほら、最近某音ゲーとかで流行ってるでしょ、ポケモンのクリーピーパスタ」

『クリーピーパスタ』
所謂海外の都市伝説、うちのシリーズだとSonic.exeとかMXとかはそれらが発祥。
ポケモンは専用のwikiがあるくらい量が多く、FNFのMODの影響で知名度は増えてきた。

彩月「その内のひとつが干ばつ、ポケットモンスタールビーを元にした話だね」

たくっちスノー「ルビーで干ばつってことはグラードンが出てくるのか」

彩月「うん、話の中だと『俺の持ってるポケモンがなんかおかしい』みたいな感じなんだけど、それを聞いたあるゲーム会社がそういうのを再現したりしてるんだって」

ルイージ「それがポケットモンスタードゥラウト……」

たくっちスノー「それがクソゲーなのか?再現が出来てないとか?」

彩月「再現度が高いと面白いは別だよ、そもそもホラーだったり残虐な要素が多いクリーピーパスタをなんでわざわざゲームにしちゃったのって感じだし」

たくっちスノー「それ言うなよ!」

ルイージ「フリーゲームならともかくそれでお金を取るってなるとね……」

音牟「というかそれ、大丈夫なの色々……」

………

たくっちスノー「ルビーって話知ってるやついるのかな」

音牟「まあ、オメガルビーちょっと前に出たしそんなに知名度ないことはないんじゃない?」

ルイージ「君の世代だったダイヤモンドもリメイクが出る自体だもんね」

彩月「ちなみにオメガルビーアルファサファイアは今年で発売9年目を迎えるぞ」

音牟(嘔吐)

彩月「ねむ姉!?」

たくっちスノー「やめろ!ゲームソフトは1番時の流れを意識させやすいんだぞ!」

【オメガルビーは9年目】
なんならさっき上げたブリリアントダイヤモンドは2年前だ(震え声)


たくっちスノー「と、とりあえずゲームを進めるぞ、干ばつならミズゴロウが有利そうだし……あれ、途中からなのか?」

彩月「うん、元になった話もバッジ7個の70〜80時間くらいやってたらしいからね」

たくっちスノー「へいへい、というか当たり前のように俺がプレイするのな………」

『ドゥラウトの手持ちポケモン』
・オオスバメ
・バシャーモ
・マッスグマ
・サメハダー
レベルは40〜50ほど。

たくっちスノー「4体だけか……しかもすごい序盤って感じのメンツ」


ルイージ「なにか追加されてたりとかしないの?」

彩月「一応捕まえることは出来るけど……」

たくっちスノー「干ばつってタイトルからして察してたが、木とか花の絵がが薄めだな」

ルイージ「それに眩しすぎるし……見てるこっちも暑くなって来た気がするよ」

彩月「そろそろ夏が近いしちょうど良くない?」

音牟「それで、実際このゲームどこまで進んでるの?」

彩月「ルネシティには行ってもいなかったからマグマ団にカチこんでグラードンが復活した辺りで前の人はやめたんじゃないかって書いてある」


たくっちスノー「やべぇ俺らオメガルビーやったことないからどの辺りなのか全然分かんねーぞ」

彩月「じゃあ3人はこの都市伝説の内容知らないんだね?」

「「「知らない」」」

彩月「じゃあちょっと寄り道しようか、たくっちスノーのおじさん、ポケセン寄って」


たくっちスノー「ああ、こいつらHPいつの間にか減ってたしな……は!?」


音牟「え!?なにこれ!?」


たくっちスノー「ポケセンに長蛇の列出来とる……」

音牟「ポケモンにこんなのあったっけ?」

ルイージ「行列自体は別のゲームにあるけど、ポケモンセンターには無かったはずだよ……」

『ポケモンの行列』
ブラック・ホワイトにて人気商品『ヒウンアイス』は列に並ばないと購入出来ない。


たくっちスノー「しかも回復してもらったはいいが凄い流れ作業みたいに終わったぞ」

ルイージ「そんなことある?」

たくっちスノー「ねーよ!普通のRPGだってもう少し回復に中身あるわ!」

音牟「ボックスは?」

彩月「捕まえた時点で一切育ててないところまで再現してる」

たくっちスノー「どうやらこのプレイヤーは俺とは真逆なタイプみたいだな………」

『俺とは真逆なタイプ』
たくっちスノーは収集系とかはひたすら全部均等に育てるタイプ。

ルイージ「たくっちスノー、この先何があるか分からないし多分グラードンとは戦うと思うからフレンドリィショップ寄ってよ」

たくっちスノー「おう、ショップとポケセンが後々合併するとは……」


………

音牟「行列はともかくモンスターボールとやけどなおししか売ってない……」

ルイージ「せめて……キズぐすりないの?」

彩月「無いよ、元ネタ通りだから」

たくっちスノー「おい、まさかやけどなおしが馬鹿みたいに高いのもその通りか?」

『やけどなおしが馬鹿みたいに高い』
1500円らしい。

……

たくっちスノー「進めば進むほど周囲の色合いが変になっていくな」

ルイージ「なんか水も木も変だし」

彩月「うわ、これどういう処理したんだろ、野生のキャモメが始まる前からHP減ってるところまで再現してる」

音牟「感心の目所がプログラミング側なんだよ」

たくっちスノー「げっ!?またサメハダーのHP減ってんじゃねえか……これ早めにクリアしないとまずくないか?」

彩月「ああ、そこは大丈夫……あ、バシャーモとかも減ってるから警戒はしてね」

たくっちスノー「クッソ……めんどくせえ……」

彩月「あ、待っておじさん、木の実採って、出来ればカゴのみ」

たくっちスノー「前々から思ってたけど俺おじさんどころかお前より歳下なんだが!!?まあ取るけど!」

【カゴのみは粉々に砕け散った!】

たくっちスノー「こんなテキストルビーにあったっけ?」

ルイージ「無いよ!」


【この土は乾燥しすぎて何も植えられません】

たくっちスノー「水やり出来なかったっけ」

音牟「出来ないなら………そうなんじゃない?」


彩月「だんだんルビーの本筋から逸れはじめてきたね、ここからが本番だよ、元になった話にはこうある」


彩月「時々出てくる不気味なメロディーとフラッシュはグラードンが復活した時のもの」

彩月「どうしてダイビングを使えないのにこのキャラクターは海底洞窟に通れたのか?」


彩月「この異常事態が起きたのはグラードンが復活したままゲームを放置したからだろうか?」

彩月「みたいなガバ翻訳」


彩月「あ、そろそろオオスバメが瀕死になってる頃だからポケセンとショップ寄って」

ルイージ「あ!?いつの間に!?」

………

たくっちスノー「げんきのかけら高くねえか」

彩月「およそ五倍近く高くなってるって書いてあったからね」

ルイージ「確か1500円だったからその5倍で1つ7500円!?」


………

音牟「ねえさっちゃん、やらないといけないの?グラードンとの戦い」

彩月「まあ話の都合上ね」

たくっちスノー「グラードンのせいなら止めなきゃいかんだろ」

彩月「あ、この後アオギリがセリフの後に自害するからよく見ててね」

ルイージ「何それ怖い」

『お前は正しかった、我々を止めるべきだったが……もう全て手遅れだ』

たくっちスノー「おう急にぶち上げてきたな、ホラー度」


彩月「おっスゴい、めっちゃトレーナーが横たわってる、アークナイツの詐欺広告みたい」


ルイージ「たくっちスノーたくっちスノー!マッスグマ以外やけど状態になってる!」

たくっちスノー「やけど!?なんでやけどになるんだよ!ここ海の近くだぞ!?」


彩月「その答えがこれだよ」


彩月「ルネシティは溶岩だまりになり、さながらグレンタウンの如く火の街へと変わっているんだ」

ルイージ「あ!ミツルとミクリが倒れてる!」


『皆挑んで、皆失敗した……残っているのは僕たちだけなんだ、助けてくれ……助けてくれ……』


彩月「この先にはグラードンがいる、この時点でミクリ、ハルカ、センリといった強者が敗北してただの焦げた塊になっているんだよ」

彩月「ただここで問題が発生する」

ルイージ「え、今更?」

彩月「私は生まれてないから知らないんだけど、エメラルドの前にはプレイヤーとNPCのタッグ戦は無かったんだって」

彩月「まあそれもだけど……グラードン戦が始まったね」

たくっちスノー「レベル90って勝てる気がしな」


たくっちスノー「熱っつッッッ!!!」

ルイージ「!?」

音牟「どうしたの!?」

たくっちスノー「カセット!!ルビーのカセットがめっちゃ熱くなってんだよ!」

彩月「お話でもこの辺りからカセットに熱を感じ始めるんだよね、まさかここまで再現するとは…」

たくっちスノー「お前分かってて俺にこのゲームやらせたな!?」

ルイージ「カートリッジのクレヨンが溶けて紙が焼ける匂いがする……」

彩月「うーん、原作通り」


彩月「ミツルのポケモンが倒される度にどんどん熱くなるから気をつけてー」

ルイージ「これ、たくっちスノーだから大丈夫だけど普通の人ならやけど物なんじゃ……」

彩月「うん、元になった話でも手には水ぶくれの火傷を負い、顔にはひどい日焼けのようなものがあって全治2週間とか」


音牟「これ最後はどうなるの……?」

彩月「全てが乾ききって世界滅亡し何も出来ずにエンドだね」

彩月「いやぁ、カセットが焼けたからデータが消えて世界が滅んだ姿を見せられるところまでいかないところは残念だけど、すごい再現度だよねーおじさん」

たくっちスノー「クソゲー以前の問題だわ!!こんな危険物よくゲームとして売り出そうとしたな!!」

ルイージ「たくっちスノー、今回は本当に君に同情するよ……」

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