完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

【ウマ娘】皇帝と女帝と怪物と俺達【完結】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 25ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 ウマ娘 たぬき要素有り オリキャラ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~

*11*

【第2話】

次に……たくっちスノーはシンボリルドルフに連れられてナリタブライアンのトレーナーの所に向かっていた。


「別世界出身はいいとして……なんか、まずいことでもあるのか?」


「彼もまた兼業トレーナーらしいのだが……西園寺トレーナーと違って、今回は本当に危険な感じがした」


「『時空断罪者』というフレーズに心当たりは?」



「断罪者……ああ、大丈夫だよそれ、やばい感じじゃない。」


たくっちスノーはルドルフに説明する。

時空断罪者とは、別世界で犯罪行為を犯した者を捕らえて、処罰にかける者達の通称だ。

最近は暇を持て余しており、世界に降り立って出歩いてる姿も目撃されているというが……



「あれだ」


「んー?」


向こうにナリタブライアンとそのトレーナーがいた、

二人ともジャージ姿でトレーニングをしているようだった。

そして、二人は何かを話しているようだ。

すると突然、 バァン!!!! と凄まじい音を立ててドアが現れて開かれる。


そこに居たのは、巨大な虎やライオンのような獣人のような生物。

今にも2人に襲いかかろうとしているが……


「なんだ急に……時空犯罪者か!?いくら断罪者でも危ない、私が……」


「待て、ルドルフさん。」


「しかし……」


「貴方だって危ないんだ、ここは俺が……」


シンボリルドルフを背後に立たせ、たくっちスノーがゆっくりと近づいていく。


「アンタがブライアン……そして、そのトレーナーか」


「……ほう、最強無敵……たくっちスノーか」


「ああ、確か……ルドルフのトレーナーになったというやつか」


ブライアンのトレーナーはたくっちスノーを見て、改めて獣人達の方を見る、そして……


「お前達よりアレの方がいい、減罪は無かったことにするか」


「何をッ……」

10 < 11 > 12