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【ウマ娘】皇帝と女帝と怪物と俺達【完結】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 25ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 ウマ娘 たぬき要素有り オリキャラ 
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10~ 20~

*10*

こうして、西園寺は正式にトレセン学園のSP兼トレーナーとなった。

ちなみに改めてトレーナーライセンスを貰ったので

なので、トレーナーとしても活動することが出来る。

SP兼トレーナー……なかなかのパワーワードである。


そして………



「………あの、貰ったのはいいですけどどうして私座らされているんですか?」



「そりゃもう、ライセンス得るからには試験に合格してもらわないと」


「順序逆じゃありません?なんでライセンス貰った後に試験受けてるんですか私?」


「言っておくが君の状況が悪くもあるからね、ではエアグルーヴ…合格するまでずっと見張っててくれ」


「はい」


「えっ、ちょっと?ずっとって私出来るまでこのままなんですか?」


「じゃあ一発で合格出来る事は祈っとく、頑張ってなー」


「あの!?せめてどこから出題されるかだけでも……」

………………

数時間後

トレーナー室の扉が開く。

入ってきたのはシンボリルドルフだった。


「トレーナー君、どうだったかな」


「西園寺トレーナーの件は……丸く収まったと言っていいのか分かんないけど、まぁなんとかなった。」


「それはよかった……と言いたいところだが、こっちも問題が出来てね」


「え?ナリタブライアンと……そのトレーナーに会ってきたんじゃ?」


「そうなんだが……」

……

シンボリルドルフが言うには、プロジェクト・シンギュラーの情報をもっと受け取れないかと、さっき理事長に呼ばれたが……そこでとんでもない光景を見てしまったらしい。


「ナリタブライアンのトレーナーがいた」


「トレーナーが?……別にそれが何か?」


「…こればかりは君も実際に見に行った方がいいな」


「1つ言えるのは、今回もまた時空絡みだ、君の助けが必要になる。」




改めてたくっちスノーは思う。

なんで生徒会のトレーナーなんて恐れ多い物なのに面倒事ばかりなんだろうか。



………そして


「おい、トレーナー」


「………」


「次は何と走らせてくれる?」



「………なんでもいい、だろう?時空は広い、龍でも、獣でも、相手になりたいやつはいくらでもいる」



「怪物……ナリタブライアン、お前の相手はいくらでもいる」


「それはいい ……飽きさせるなよ」

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